稚魚の色柄、その6

2021/08/23

稚魚の色柄

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穂竜系の金魚の「変わり竜」の一部の「黒青竜」の色柄の紹介をして居ります。
黒青竜は黒と浅葱色の2色の斑紋の表現が見せる柄をグループ分けして、その柄を鑑賞するのです。

透明鱗でしか表現されない浅葱色(青色)は、逆の発想で見れば透明鱗の金魚は浅葱色を欠けば透明鱗の値打ちを消すことになるのです。浅葱色を持たない透明鱗は色柄的には・・・です。

浅葱色の基はメラニンですが鱗に着色の場合は黒色に表現され、場合によって、浅葱色は表皮の鱗の着色により日の目を見ない場合があり、表皮のメラニンを持つ鱗は少ないか、胡麻を散りばめたように散発に配色が良いと言われています。

今日の黒青竜の色柄は、黒色の鱗がバラバラに散った柄の仔達です。

写真は3枚共に「鹿の子柄」と呼ばれる柄の仔です。この柄が鹿の子柄?と一般に呼ばれている柄も見受けられますが、黒青竜の体色の黒色斑紋は、鹿の子の茶色の体色に「白色斑紋」と違い、黒青竜の斑紋は浅葱色に「黒色斑紋」です。紋様は鹿の子の斑紋と同じ斑紋なのです。



現在飼育中の黒青竜の稚魚の中からの「鹿の子柄の子」なので、交配を考えて改良すれば、この柄も受ける柄(関心を持たれる柄)に進化するはずです。



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