今年の稚魚、その2

2021/08/07

今年の稚魚

t f B! P L

今年の稚魚の変化(飼育状況)をお見せしています。今回は丹頂黒青竜の稚魚の今をお見せしようと思うのですが
その前に、丹頂柄の作出を選ぶキッカケを作った仔の話から始めたいと思います。

2017年産まれの「丹頂黒青竜」の稚魚の中から(当歳魚では頭部が黒い仔であった)越冬明け(2018年2歳魚になる)の3月に頭部の黒色が薄くなり始め、その下地に赤色が有るのが見えはじめる、以下はその仔の話です。



 写真(上)2018年の越冬明けに「丹頂黒青竜」に発色するのでは!?と期待を持たせた仔が同年(2018年)の8月には写真の様な立派な「丹頂黒青竜」に成長しました。この仔の出現によって、丹頂黒青竜柄の作出は可能と自信を持たせた仔の写真です。残念でしたが、翌年(2019年)の採卵後に逝きました。



 写真(中)メンデルの分離の法則は体形の遺伝には応用可能ですが、金魚の色柄には塩基の配列の多様性の為単純な組み合わせでは説明が出来ません。写真の仔はその中でも丹頂柄に進化する(経験上)だろうと思われる雄魚で2歳魚です。勿論、今年の採卵に使用しました、飼育魚の中ではこの仔は我が家で只一匹の丹頂柄の雄魚でした。

皆さんがご覧になって、この写真の仔は黒頂黒青竜だと思われるでしょうね~
私は「写真(上)」の仔を見て来た経験で、この仔は必ず「丹頂黒青竜」に、秋までには変身してくれると見ていますので、此処に再度登場させております。写真は2021年4月23日撮影



 写真(下)「写真(中)」の仔を今月(8月1日に)撮影したものです。 写真(中)の4月当時と比べ肉瘤の発達と赤色の発色が鮮明になったのが感じられますか?
秋以降には頭部の赤色は見事な色に発色すると希望を持ちながら見て(飼育して)ます。


QooQ