稚魚の色柄、その1

2021/08/13

稚魚の色柄

t f B! P L

 観賞魚は色柄を見る事です。しかし、金魚に関しては、その進化の過程で形の変化を楽しむように感じます。他の観賞魚、例えば鯉、メダカ、熱帯魚等は色柄が観賞対象です。形が殆ど変化(進化)しなかったからだと思います。

金魚も色柄は多様なので他の観賞魚の様に色柄を愛でる観賞方法に舵を切ってもと思い自分なりの色柄を紹介しています。

「竜頭蛇尾」とは最初が良くて後はダメ。金魚では形が、頭部は名前の様に「龍頭」なのに尾は「鮒尾」の金魚がそれです。
空想の動物ですが、中国で伝説の「竜」は高貴の象徴の神獣なのです。なので、頭部から尾部までキチット描かれれいるのです。

竜の名を付けた金魚(穂竜系の金魚の事)も、色柄では頭部(頭)が綺麗な色柄でも尾部(尾が)乱れや色柄の見られない仔は色柄的には「龍頭蛇尾」柄と言う事になります。

なので、今回からその頭部から尾部迄の色柄を検証してみる事にします。で、その第一回は尾の色柄の仔の写真です。

写真は3枚共に「襞スカート柄」の尾柄の仔の写真です。



 写真(上)の仔達は体色が黒勝ちの仔達ですが、尾が「襞スカート柄」です。



 写真(中)この写真中の3尾は、何処かに赤色を持つ仔で「五花竜」で色柄的にはアンバランスな色柄です。「襞スカート柄」の仔として紹介してます。 頭部から尾部までの配色がバランスのとれた配色は滅多にお目にはかかれませんので、そのような仔は希少価値の高い仔になるのです。



 写真(下)今年の仔は「襞スカート」を履いた仔が多めに産まれました、と言う事は「襞スカート柄」は遺伝的には顕性遺伝型なのでしょう。尾が「襞スカート柄」の仔だと、前びれの各鰭も「黒手袋」(黒色の鰭)を履く確率も高くなります。


QooQ