ちょっとだけ、書いて良いですか!?

2021/08/29

その他

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 稚魚の色柄、シリーズを書いていますが、今時期に多い飼育上のミスは色んな修正方法が有るのでしょうが、自分の治療法は以下のような、修正なので賛同されたなら試してみて下さい。

水温の上昇と共に、水中常在菌の繁殖も異常な勢いで繁殖してきます。分裂の早い細菌(例、大腸菌)は約20分に、一個が二個になると言われています。水中には無数の菌種が生息しており、数時間で無数の菌数に増殖しますので、それぞれの細菌の排出する菌体外排出成分もバカにならない(有害に働く)化学物質が飼育水内で蓄積されるのです。

例えば、アンモニア、硫化水素、や色んな物質が水槽の飼育水内で増加します。
それを無毒化に近い反応剤の投入や善玉菌の投入によって飼育水槽内の有害物質の減量を試みる方法が有って、装置を設置をされておられますが、効果は劇的とは思われません。

なので、それらの装置を使用される方が、使用目的と設置条件を理解しながらの使用なら宜しいのですが、何の理解も無しで只々設置や使用すれば良いと思っての使用は感心できません。

自分が一番多く経験する水質悪化で飼育金魚に現れる現象(病状)は魚体の体部の出血であります。(写真中)

金魚を飼育するにあたり、一人一人金魚飼育条件が違うのです、だから、どの飼育や条件が良いとが、悪いとかは言い切れません。

ですので、私の飼育方法を書きますので、参考程度に考えていただければと此処に書いています。



 写真(上)自分のタタキ池は、ご覧になられている事と思います。この池は夕方までに水を張ると、翌朝には金魚を移動します(金魚を他の池から移す事)夏の今時期では、四日目で写真の様に飼育水槽の魚影は殆ど確認出来ないまでに、濁りが増してきます。この濁りは植物(藻類)であったり細菌で有ります。



 写真(中)飼育水を一週間も放置しますと、水質悪化によって金魚の(黒青竜)体部には写真の様な赤い出血斑が見られます。 出血斑はやがてカビが生えて、モロモロが付着します(付着細菌の分裂増殖状態)。写真の三尾の体部の赤色は全て出血斑紋です。(赤色の色素ではない)



 写真(下)穂竜の出血斑です。右側線付近に出血斑が有るのですが、見えますか?穂竜の場合は黒い体部だと少し判断に迷う事が有ります。

※魚体の出血斑の原因は(自分勝手な判断)金魚飼育水の水温上昇によって水中常在菌の繁殖に依った、菌対外毒素(一番有力説は溶血毒又は出血毒)ではなかろうかと考えています。
人間の病原菌の中にも溶血毒を排出する菌が有る事を思えば、金魚に対しても同じ様な反応を持つ菌が有ってもと不思議ではないと考えられます。

出血斑の症状の見られる仔の対症療法は!?

自分が行う治療法は、簡単です。只々全部の水を換えるだけです。前日に飼育水をすっかり新しい水に換えるだけです。飼育池を洗い水道水を新たに入れてエアーレーションするだけです。
理由は水道水は塩素殺菌されて居ますので、消毒液の使用は無駄で「百害あって一利なし」なのです。
汲み置きの水道水は、使用しません!。塩素の殺菌効果が落ちて、落下細菌が増殖を準備していますので、その分水質の悪化が始まっているのです。
私の出血斑処置は新しい飼育水に移動するだけで、何も処置はしません(殺菌剤は一切使用しない)。新しい飼育水に移動した金魚の出血斑は一日か二日で消えます。

もし、不審に思われるなら、①消毒液の使用した魚と、②私が行う、何も消毒液を使用しない飼育との
比較を行って頂ければ、ご理解して頂けるのではないかと思います。

写真をクリックしますと拡大されますので、大きくしてご覧下さい。出血斑はカビて居る様に見えます。金魚は新水では薬浴なしで出血斑は消えます。

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