稚魚の色柄、その2

2021/08/15

稚魚の色柄

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 観賞魚の金魚は形の進化は観賞魚界ではトップを走って居ますが、対極の色柄の多様性に付いてはビリの様に思います。
穂竜系の金魚の「変わり竜」は、その色柄を可能な限り進化させたいと思って作出した金魚で有ります。

色んな色柄の固定を試みていますが、飼育キャパの関係で思うようにはいかないけれど少しでも前進をと考えています。

今回は前回に続き尾の色柄の仔の写真を紹介します。その尾の名前は「来光柄」の仔です。



写真は3枚共に「来光柄」の色柄を持つ仔の写真です。「来光柄」とはズ~ット前にお見せしましたが、もう一度お見せします。



自分が若い時、梅雨明けの時期の8月上旬に富士登山をしました時は、8合目に宿泊してまだ早朝の暗い時間に宿を出発!、富士の一番高い所で日の出を待つのです。神秘的な光景でした。そのイメージをこの金魚の色柄に託し命名しましたのが「来光柄」です。来光柄は勿論、未完の柄ですが、この柄も改良を加え(改良を加えると言っても自然のなり行に従う事になる)愛好の方に納得のいく色柄に、成長してくれればと願っています。



この来光柄は暗闇の中から(尾付)光が一瞬に広がる様を尾に画かせたもので、「襞スカート柄」を進化させた色柄なので、赤色と黒色の2色の金魚の尾で無いと、この柄は描けません。




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