稚魚の色柄、その21

2021/09/28

稚魚の色柄

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      金魚の色の「緋色」は原始の色と認識すべきです。理由は「ヒブナ」の色なのです。そのヒブナも元の色は鮒の色なのです。
ヒブナが中国から来たのが始まりですが、ヒブナは日本にも居たのです。今でも日本産(原産)のヒブナは
居るそうです。

 北海道釧路市にある、春採湖(ハルトリコ)は日本のヒブナの原産地だそうです。勿論、
現物(北海道産のヒブナ)は見た事ないし、春採湖にも行った事は無いです。

 なので、金魚の緋色は原種の色その物なのです。色柄を鑑賞する目的ならば進化改良した色柄を鑑賞すべきなのです。
金魚は他の魚に比し、最も形が観賞魚として改良された魚なのですが、色柄の改良に付いてはまだまだ遅れているのです。

色に付いては他の観賞魚と肩を並べる状態になって来ましたが、柄に附いてがイマイチと思っています。

金魚の形は進化でなく人間によって改良された物と考えています。自然的な進化は「鮒の形」と「鮒色」なのだと思われます。

今回も又、穂竜当歳魚の現在の写真です。



 写真(上)この2尾は黄竜(きりゅう)です。薄いゴゲチャが載って居ますが、黄色に変わればと淡い気持ちを抱きながらの飼育をしてます。 前記で言えば黄色一色では観賞価値はやや落ちるのです。それでも綺麗な黄色はそんなに市販では見ません。未だ稀な色なのです。



 写真(中)青文色の色が「やや鼠色」なので黄色との境(際)がやや不明瞭なのがいけません。大きく成長するともっと色柄の際の不明瞭の仔になるかも知れません。



 写真(下)青文色の濃い仔です。黄色の発色面積が少なく、全体が黒い色に見えます。年明け時期には黄色が焦げ茶色に変色して黒竜の様な色になるのではと思います。親魚に使用するならば、相手の仔の色は黄色の五花竜を使用するのが良いかなと考えています。

※ 写真の仔の尾はスボ尾が多いですが、この様な仔でも親魚に出来ないかと思って飼育してます。

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