先月の分譲会の分譲稚魚は穂竜と黒青竜がメインの分譲でした。残して飼育しているその兄弟は弱ることなく元気で育っていますので、成長状況は夏の終わり頃にお見せしたいと思っています。
「分譲会後の稚魚の状況」と称して丹頂黒青竜と赤穂竜の作出に見られるF1(赤穂竜)とF2(丹頂黒青竜)の仔をお見せしているのですが、矢張りと言うか?、夏が本格化し始めると色柄も少しづつでは有りますが変化してます。
この変化も、お盆過ぎ位には落ち着きを見せるのではないかと思います。
近頃、トリカラーと言って3色の金魚がネット上でよく見かけます。最初は「トリカラーとは何ぞや!?」と思ったのですが、どうも、そのネーミングはギリシア語から取ったものらしい。
1=モノ 6=ヘキサ
2=ジ 7=ヘプタ
3=トリ 8=オクタ
4=テトラ 9=ノナ
5=ペンタ 10=デカ
上記の数字名から3色の事を「トリカラー」と名付けた様です。今まで金魚界で言うところの3色とは違った色柄の3色の事らしい。
つまり、ハッキリした白、赤、黒色の3色で無く曖昧な3色の事のようです。
何でもカタカナで発音すれば新しい色の様な錯覚を利用したネーミングではないでしょうか!
トリカラーと名付けたられた、色柄の仔の写真を見ますと、キャリコ柄の先祖返りの色柄なのです。
つまり、色柄的にはハネ魚の色柄で、成長する段階で色が消えたりします。
鱗もモザイク透明鱗の仔が多く見られるのです。
私も五花竜の作出段階で、この様なトリカラー柄の仔を飼育しましたが、この様な色柄の仔を親魚に使用しますと恐ろしくガッカリさせられる仔を見ることになります。
トリカラーの配色の子は先祖返り過程の色柄である事をわきまえる事です。
今日は「赤穂竜」作成段階で、今で言うところのトリカラー的色柄の仔をお見せします。
と言って前置きしてますが、自分的には先祖返りしている柄でなく進化させた柄ではないかとも考えています。何故なら、テトラカラーだからです。
写真(上)白、浅葱色、黒色、オレンジ(黄色)のテトラカラー(4色)の色柄を持つ穂竜と五花竜との交配のF1です。これも私的には五花竜と表現してます。
写真(中)この2尾の黒く墨の様な色はこれからメラニンが成長し黒色に変化する予定の子です。
写真(下)穂竜の柄に似てますので、戻し交配を予定してます。黒い色素(メラニン)が跳んでいるので、戻し交配を行うと次世代には焦げ茶色が穂竜から消えると甘い期待をした交配となります。この場合の戻し交配は穂竜と交配することになると言いう事です。
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