稚魚の色柄、その3

2021/08/17

稚魚の色柄

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当歳魚の色柄の状況を書いています。金魚は観賞魚中で形(体形)が最も進化した魚であるためその体形維持に心血を注いだため、日本では特に、対極の色柄を補完の様に扱い、本場の中国に対して出遅れているのです。

とは言うものの、熱帯魚の様なカラフルな色柄は望めませんので、既存の色の組み合わせでしか考えられないのです。

金魚の体の頭から尾まで金魚全体をキャンバスとし、色々な絵柄を持たせて鑑賞したいのです。

今日は穂竜の尾の色柄をお見せします。

写真は3枚共に穂竜の尾に着色した尾の絵で、穂竜の尾も他の金魚と同じ様に尾にも発色が見られます。



 写真(上)穂竜を作出過程で、写真の様な尾の色を持つ仔が時々見られます。りゅうきんやランチュウにはお馴染みの尾柄なのですが、穂竜の場合は、まだまだ少ない尾柄です。

毎回書いているのですが穂竜は未完の金魚と言う表現をしていますが、それは穂竜の体色が黄色と青色が自分のイメージの色と成って居ないからです。

色々毎回交配を考えて行っているのですが成長するに従い焦げ茶色が強くなるのです。写真は尾にも黄色の発色が見られる穂竜の稚魚達です。スボ尾の仔も色柄が黄色くならないかと淡い期待でしいくしてますが、スボ尾は尾形が先祖返り(鮒尾に返る)が始まった仔なので、親魚には不向きかと考えています。綺麗な黄色のスボ尾の仔を親魚に使用予定なら、相手はなるだけ開いた仔を使用します。



 写真(中)(下)黄色に薄茶色が混色の仔ですが、黄色に退色しないかな~と期待をしながら飼育してます。




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