色柄の重要性、6

2022/07/27

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 観賞魚の金魚は他の観賞魚に比すと形は著しく進化(改良)させておりますが色柄についてはまだまだと言った処です。我が国では色柄の重要性を甘く見ていないかと気にしています。
それでこの色柄の改良を少しでも進められればと数年前から取り組んでいるのですが今年は目途がたつ様な気配なのでそれを皆さんに紹介したく思います。
「色柄の重要性、」としてシリーズものにしながら書いていますが、色柄とは金魚全体をキャンバスに例えてそのキャンバスに色んな色で絵を画く、それも「自然に」絵を画いてもらう。
「自然に絵を画いてもらう」とはどういう事かと言いますと、前々回にお見せしました「鹿の子柄」等がそれです。鹿の子柄は何故生まれたか?それは多分何方もベストアンサーは無いと思います。しかし、自然の悪戯か?小鹿の間はあのような斑紋が見られるのです。

自然の悪戯でも良い、人間が手を加えないで描かれる色柄を遺伝子の技で画がかせたい。
今年の「黒頭黒青竜」の頭部の黒色は交配によって遺伝子に画がかせた図柄で有ります。多くの仔にあのような黒色の頭部を持つ仔が産まれるような遺伝子を持たせる事が出来ました。

※ 「人間が手を加えない」とはど言う事かと言いますと、「六鱗」の様に人工的な着色や   
  配色を行わないと言う事です。勿論、照明なども人工的な配色になります。

今回の写真は頭部の配色に「赤色」を持つ仔の写真です。
私は数年前から(黒頭黒青竜の作出過程で)頭部が赤く発色の仔の出現を見る事が有り(穂竜ブログの丹頂黒青竜の事)頭部の色柄も色んな色を持たせる事が可能なのではないか!
その為の交配を行って来ましたがやっとその目途が立つような仔を見る事が出来ました。
それが今日の写真です。
まだこれから色の変化は続きますが、これら写真の「丹頂黒青竜」の稚魚は思うような色に
成長して欲しいな~と日々眺めています。
以下の写真が今年我が家で飼育している丹頂柄の黒青竜の稚魚です。



👈の写真1




👈の写真2
幸運にも写真の仔達は襞スカート柄の尾を持つようです。真っ黒な尾と頭部の赤色斑紋は鳥の「丹頂鶴」をイメージでき、近い将来は
ニックネームを「丹頂鶴柄」とでも呼ぼうかなと考えたりしてます。














写真の仔達の赤色斑紋は濃くなったり薄くなったり、黒色も濃くなったり消えたりしながら進むと思うのでただ見守るしか出来ません。
「ミジンコ浮草」だけはしっかり与える事にしてます。

写真をクリックしますと大きく拡大します、大きくしてご覧下さい。

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