色柄の重要性、1

2022/07/18

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ご存知のように金魚は鮒から人間が観賞用に変化(改良)させたものです。 改良と言っても人間が手を加えたものでなく遺伝子が変異を起こしたものを見つけ代々継体交配を重ね積み上げたもので変異は自然現象なのです。

特許庁の考えは生物の新種は神が与えた物を「第一に発見した者」で有って、発見者は作出者では無いのです。農産物なども新品種は特許は無く名称登録なので折角改良した新品種を外国に持って行かれてしまうのです。

ある国ではF1からF2を作ると先祖返りを起こすような遺伝子を作ったり(組み込む)している様です。
金魚の改良ですが我が国の金魚は形の改良に重点を置いたため色柄については進化を見せていません。ランチュウ、オランダ、土佐錦、等がそれで、昔から緋色(赤色)でキャリコ柄の色の入る隙が無いのです。形の継承は持続可能ですが新しい形は滅多に産まれません。これでは「一般の観賞魚愛好者はそれらの金魚から目をそらしてしまうのです」これが私の自論です。ですから自分は観賞魚は形も重要ですがそれ以上に色柄が大事と思うのです。色柄は交配によって少しづつ常に変化(進化)を持たせる事が出来るのです。
長年飼育していたランチュウを止め、めだかの飼育に切り替える方が続出している話を聞くと
同じ形を追い続け進化の無い事を続ける無駄が目まぐるしく変わる現代にそぐわないのです。折角育てたランチュウより、色柄で変化の激しいメダカの方が高値が付く時代なのです。

穂竜愛好会の発足時の規約作成に当たり穂竜の他に変わり竜の部を設定してもらいました。
穂竜系の錦魚に色柄を取り込む目的のためです。変わり竜の部は最初は「亜種の部」と提案しましたところ「亜種」はこの様な所には使用しないのですよ、と、元有名大学の生物の教授の助言を頂き、それなら観賞魚の鯉に使用の「変わりの部」ならどうですか?とお尋ねした処「それなら良いのでは」との助言を頂き「変わり竜の部」に落ち着きました。

長長と書きましたが、結局色柄の話ですが、今年は色柄の名前の基礎的な実例をお見せしながら説明していきます。  今日から第一話として一番最初に色が落ち着く「黒青竜」の話から行きます。


👈の写真1
この写真は最近の黒青竜の当歳魚の現在飼育中のものです。
頭部が黒色なので「黒頭黒青竜」で今回の写真は全て黒頭黒青竜えお載せています。





👈の写真2
黒青竜の名前は頭部から体部、体部から尾へと呼ぶ事にしたます。今日の黒青竜は頭部が黒色なので「黒頭」、次は体部なのですが「体部」は青色(浅葱色)一色なので無地です。「黒頭無地黒青竜」と言う事になり次は尾ですが、襞スカートを履く仔がおおくみられるので「黒頭無地襞スカート黒青竜」と言う長い金魚名になります。









👈の写真4
写真4で下に写っている仔は側線付近に黒色の斑紋が見えますがこの斑紋は無い方が良いのです。この斑紋はこの仔にとっては汚れになり減点になります。なので柄的には写真上の仔が上位になります。





















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