予想通りの展開

2023/04/11

t f B! P L

昨日のブログでは今日(4月11日)にも孵化予定と書きましたが、水温を2度上げただけで、予定したように孵化が完了しました。少し早い孵化にしてしまいましたが、明け2歳魚の産んだ卵は初めてなので(若い親)卵が明け3歳に比べれば幾分か小さく、卵中の含有蛋白が少なく孵化日数を早めた方が孵化に負担がかからないのではと思い孵化日数を早める事にしました。孵化日数が長いと卵中の蛋白量が不足して、上手く孵化しません。変形稚魚率が高く立ち上がりも良く無い様なので無理に孵化を早めました。水温を上げる事によって外部からのエネルギーを取り込み、分泌代謝の消費を補完させるのです。
 以下が今日の孵化稚魚の一日です。


👈の写真1
今朝7時の孵化したばかりの稚魚。彼方此方に散っていったようです。

👈の写真2
少し水流の有る方向に進んでいます。同じ方向(水流に向かっているので同じ方向を向いています。この時期は卵の中で丸まっていた背骨を真っすぐに伸ばして背骨を矯正する大事なじきなのです。容器の壁面にぶら下がるのが一番矯正に良い姿勢ですが、ネットなのでネットに横たわって矯正に入っています。

👈の写真3
写真1と写真2は今朝の7時の写真ですが
写真3は午後4時の写真です。飼育槽の底に敷いた石を目安に写真を撮ってます。なので
写真1と写真3は同じ所を時間差で写しています。時間差で動きながら背骨を真っすぐに矯正をするのです。重力を利用する(ぶら下がるのが一番良いのですが)ネットの上でこの様に横になってしまうのです。

👈の写真4
水流の影響なので、この様に一ケ所に集まってしまいます。明日の午後には、それぞれ餌を求めて横泳ぎに進みます。そうなれば餌の
開始です。

※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大してご覧下さい。


👈の写真5
シュリンプの幼生を与えるのですが、シュリンプ卵は採卵後すぐに冷蔵庫から取りだし室温に戻しておきます。
冷蔵庫から取りだした直ぐに塩水に入れても上手く孵化しません。室温に戻し数日たったものを塩水で孵化させます。塩水は1.5%~2%でも孵化するようです。自分は
今まで海水の約3%で使用してましたが、今回は2%での孵化海水で挑戦しています。水温は27℃に設定してます。


このブログを検索

穂竜父ブログにいただいたコメント

ページ表示数

QooQ