7日採卵の卵、明日(11日)にも孵化か?

2023/04/10

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 今朝も寒かった。「毎年よ花見の頃の寒いのは」これからは日に日に気温は上がるでしょう。
明け2歳魚の卵は明け3歳に比べれば少し小さい。鶏の卵も若い鶏の最初の卵は小さいのです。小さいと言う事は含まれる蛋白量が少ないと言う事で、卵白の多少によって孵化稚魚にどの様な影響が有るのかは解りません。卵の中での時間が長いと奇形率が高まる事を思えば明け2歳魚の卵の場合は少し早めの孵化が良いのではないかと思うので少し孵化を早める事にしました。明日にも孵化させます。孵化容器の最低温度(水温)を18℃から20℃に上げました。
日中の水温は26℃に据え置いて設定します。遅くても明日の夕刻までには孵化すると思います。一気に孵化を加速させます。第一選別まではそのままの水温を維持し選別後は徐々に自然の水温に戻す予定でいます。
今朝の卵の状態を写真でご覧下さい。


👈の写真1
採卵後の受精卵(4月7日)



👈の写真2
4月9日の受精卵


👈の写真3
4月10日朝の受精卵、夕刻の受精卵は今にも孵化するのではと思われる様なハッキリした
像に見えてます。

👈の写真4
同じマットにはダンゴ状態の受精卵です。上手く受精しているのか死卵が殆ど見られない。
👈の写真5
同じ様に受精させたが殆ど死卵。卵の周りにはカビ状に見えますがカビでなく細菌です。
細菌が棒状に連なっているのです。ある程度連なると離れて(ちぎれて)水中を漂い次の目標(死卵)に付着します。

👈の写真6
写真5の2日後のものです。カビ状の死卵ですが、ミジンコの影響か?むしろカビ状の死卵は細菌の増殖スピードが落ちてきている様にも見えます。自分の考えですが、これは「バクテリオファージ」の増殖が始まったのではと思っています。バクテリオファージは
細菌の天敵で細菌の菌体内で増殖をして増えるウイルスです。このウイルスの混合水を次回の繁殖水に利用しますと死卵には細菌の付着が殆ど見られず死卵は融解していきます。金魚の稚魚には影響は見られません。


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