色柄の重要性、20(黒青竜そのイ)

2022/09/06

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 観賞魚(金魚)は①その形と②色柄を鑑賞します。外国の観賞方法を知らないので断言できませんが、イギリスで産まれたブリストルシュブンキンは「尾」の形のハート型と同様に色柄では透明鱗の特徴である「浅葱色」が見られる事が条件と聞いています。
色柄を考える(再考)に当たり自分なりにアレンジする事によってその金魚の観賞価値を高める一助になればと「色柄の重要性、シリーズ」を進めています。
で、今回は前回(19回)を補完する意味で書く事にしました。19回の補完とは「鹿の子柄」についての補完です。


👈の写真1
鹿の子の写真です。鹿の子は体部に白い斑紋を持っています。




👈の写真2
鹿の子の体部の白い斑点をデザイン化した柄が左の図案です。このデザインが「鹿の子柄」又は「鹿の子模様」と言われているものです.

👈の写真3
この写真は池山氏の持ち魚だったそうです。
私も池山氏とは多くの会場でお話した事が有る方です。特にナンキンや大阪ランチュウに関しては熱心でした、熱く語る方でした。

ランチュウやオランダではこの様な「鹿の子柄」に出会うことが有りますが、この様な鹿の子柄を最高の「柄」と言う方が居られますがこの柄は長くは見られません。赤い鱗の体色時期に見られる事から、この柄はやがて白色に退色変化しますので、写真の魚も何か月後には白色の魚になった事でしょう。


👈の写真4
黒青竜の当歳魚です。頭部の黒い肉瘤も少し見られる様に成長してきました。
今日の「色柄の重要性、」で強調したい事は
黒青竜の斑紋は「鹿の子柄」をデザイン化した柄でなく、金魚の体部に斑紋を其のままの状態で表した図柄で有ります。この図柄を
「鹿の子柄」と私は読んでいます。

👈の写真5
この仔も「鹿の子柄」の仔です。





👈の写真6
浅葱色のよく見える仔です。眼幅が有るので成長すれば肉瘤も期待できると思っています。




👈の写真7
写真では上のこの斑紋は少ないです。
下の仔が綺麗な「鹿の子柄」を見せています。浅葱色もしっかり見えます。
今年仔は黒色の頭部の仔を残しておりますがより黒い頭の仔を目標にして交配を考えています。
黒青竜には黒青竜を交配して下さい。少しでも赤色に発色の仔を交配させると赤色が混じった五花竜の仔が多く出来てしまいます。これは色柄的に先祖返りをした証なのです。
金魚の赤色はヒブナの色で原色の色だからです。形に例えれば鮒の形と同じなのです。
色的には進化してないと言事です。

※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大してご覧下さい。


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