色柄の重要性、22(丹頂黒青竜、そのイ)

2022/09/12

t f B! P L

 観賞魚は色柄が重要です。観賞魚の金魚は別の書き方で「錦魚」と言う字を使用する時は特に色柄を指した意味でこの字「錦魚」の漢字を使用するのです。
日本ではまだまだ従来の形を重視した観賞法なので、色柄も重視を採る観賞も考える時期ではと思うのです。
で、「今日の色柄の重要性」シリーズには予てより取り組んでいる「丹頂黒青竜」の進捗状況を数回にわたり写真をお見せしながら説明いたします。勿論、新しい色柄なので数年では解決できないものとも承知して取り組んでおり、今回お見せの飼育当歳魚も道半ばの稚魚なのですので、その辺を考慮に入れてご覧下さい。


👈の写真1
先ず、この写真は2022年8月6日、第104回全国高等学校野球選手権大会の開会式での入場行進の写真です。先導役は兵庫県の三田西陵高校の野球部キャプテンの「東尾 凛」さんだそうです。女性キャプテンの身長は185㎝?とか。


👈の写真2
写真は同じく、退場行進の先導役は「東尾 凛」さんです。何故この写真を今回の写真の一番目に持ってきたかと言いますと、東尾さんの被る帽子に注目して下さい。赤い帽子を被り先導役を果たしています。着ている服も白と黒色のスカートです。黒色の髪が肩下まで垂れています。私の作出目標の金魚の「丹頂鶴柄」のイメージと同じ柄なのです。

👈の写真3
話を戻して写真は「鯉」です。
観賞魚の鯉は早くから丹頂柄は市販に出ています。勿論、金魚も丹頂柄のものは市販されています。私が取り組んでいるのは市販の丹頂(頭部だけが赤で全てが白)でなく、変わり竜柄での丹頂であります。
鯉やメダカの丹頂柄は平面的な色柄で単調に見えます。

👈のイラスト
この色柄の変わり竜を「丹頂黒青竜」と呼ぶ事にしてます。「川田 潮氏」に画いて頂いたイラストです。
中国では頭部の肉瘤の事を「帽子」と表現しております。
今回の写真1と写真2の先導役の「東尾 凛」さんが被る「赤い帽子」が丹頂をイメージする事から使用させて頂きました。



👈の写真4
今飼育してい当歳魚です。尾筒付近に赤色の斑紋を持つので「丹頂五花竜」です。黒色の斑紋が少ない分、赤色が良く見えます。
この仔の頭部の肉瘤は未だあまり発達してません。





👈の写真5
この仔も尾筒付近に小さな赤い斑紋が見られ
「丹頂五花竜」的に呼ばれます。体部全体に黒斑が少ないので頭部の赤斑が赤く綺麗に見えます。目の出が悪いのでその分肉瘤が発達すれば目が肉瘤で隠れるでしょう。

👈の写真6
この仔も黒色の斑紋の少ない仔なので今時期から赤色が綺麗に見えるのです。写真1の仔と同じく浅葱色が綺麗に見えます。肉瘤は一番発達すると見てます(今日の3枚の写真の仔の中の肉瘤の発達の話)

※ 金魚の赤色の理想の色は信号機の赤色又は自動車のブレーキ作動のランプの色です。
赤色は火事の炎の色で本能的に危険とインプットされていて、人間が一番注意を払う色なのです。
「錦魚」の丹頂柄は肉瘤そのものの赤色で、立体的な赤色の発色には幾分濃淡が見え、その事が色の味を感じさせるのです。
※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大してご覧下さい。





このブログを検索

穂竜父ブログにいただいたコメント

ページ表示数

QooQ