身近の自然の摂理、2

2021/11/23

身近な自然の摂理

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 当たり前の様に過ごしているのですが、それがどうなっているのかが全く解らずに過ごしているのが日常の生活。今日も金魚の飼育水の変化についてです。

金魚飼育水は少し緑色に変化した水が最適と言って薄緑水を作る事が水作りとお薦めされているのですが
殆どの方がそれを(青水飼育を)信じております。薄青水飼育が何故良いのかが色々と書かれていますが、それを見れば自分も青水飼育を、とも思ってしまいます。

青水(あおみず)=薄緑色の水の事

しかし、薄緑水飼育水が金魚にとって良いのは本当なのでしょうか!?
自分は新しい水換えした清水飼育が水質悪化の素、全てをリセットしたので一番安心して居られるのです。

清水=水道水

これから水温が低くなる季節、当然、植物プランクトン(葉緑素を持つ)の繁殖が落ちてしまうので飼育水(植物性プランクトン)が育たない、その上太陽光も弱くなるので青水(あおみず)に飼育水がならない。

我が家の飼育池の冬は、毎年緑には程遠い色です。冬の金魚の糞が青水(あおみず)での飼育は緑色の糞がでる緑色の糞をしている事は「植物プランクトンを食べてる証」と言われていますが、そのプランクトンは消化されているのか? 消化されずに生のまま糞に混じって居るのか? 疑問です。
植物プランクトンの御蔭で飼育水温が高めに保てると言う事ですが、理論的な考えで有って現実的には保たれても、せいぜい1℃前後でしょう。

実は、数年前から越冬時の水換えは、新しい水に古い透明化した飼育水を足した飼育水を作り、その水槽に金魚を移動させています。 それが良いかは不明ですがやって見る価値が有りそうなので。



 写真(上)木製の池に汚れた飼育水を移動させました(ポンプアップ)。この飼育水は青水(あおみず)飼育にはもったいない色の水ですが、我が家ではこの水で飼育していると出血斑が見られる仔が出始めるのでこの様な飼育水でも水質悪化と見なし、水換えを行います。



 写真(中)乱反射の為、光線反射の無い角度からポンプアップした水換え時の飼育水です。飼育水の色はグリーンと言うより薄黄緑と言った色に見えます。写真上と同じ水です。



 写真(下)写真上と大体同じ所から移したものですが、2日後の写真です。濁りの透明化をご覧頂きたいのです。一週間も曝気しますと綺麗な透明の水に変化します。これはバクテリオファージの影響と見ています。この様に透明化した水を新しい水に足して、越冬用の飼育水に使用しています。

※バクテリオファージとは、細菌に寄生してその細菌を溶かすウイルスの事です。細菌に特異的に寄生するものと細菌全般に寄生するウイルスが有る様です。バクテリオファージは人間には無害です。

我が家の金魚飼育水に付着バクテリオファージは細菌全般に付着ウイルスの様です。
写真の上と写真下が示す様に僅か2日で浮遊細菌を融解する力を持っているのです。

全ての生物を土に帰す力の細菌の天敵がこのバクテリオファージ(ウイルス)なのです。

このバクテリオファージ現象を利用して、私は毎年採卵に使用します。受精卵に殺菌剤などを投入しないでバクテリオファージが居る液を(飼育水)孵化水に使用すれば死卵に付着の細菌の増殖が阻まれるのです。

ウイルス恐るべし!地球上最強の人間もウイルスには敵わない、流行の「コロナ」もウイルスで人間にとってこのウイルスも天敵です。

これも自然の摂理なのです。


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