来春の親魚、その11

2021/11/13

来春の親魚

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今回も「穂竜」の当歳の親魚候補の映像の話です。

穂竜の色柄は残念な事に、どの様な色柄の仔を親魚に選んだら良いのかが自分の経験の中でも確立出来て居ません。
穂竜の色柄は黄色と藍色(あいいろ)との2色なのでそれに近い色柄の仔を交配すれば良いのですが、その様な気に入った色がまだ見つかっていないのです。

生後色柄の細胞が現れ、始めても、成長すると同時に色柄が微妙に変化するので採卵時期に成っても色の変化は止みません。

今日も穂竜の色の変化を話したいと思っています。

穂竜の基礎色の青文色(青灰色)自分的には「藍鼠色(あいねずいろと呼びあいねずみ色とは呼ばない)」と呼び、基礎色の色を持つ仔を色名をその金魚に名付けて「藍竜(らんりゅう)」とよんでいます。
その藍色も幅(スペクトル)があって濃い色から薄い色、明るい色から暗い色などです。



 写真(上)写真の2尾は私から見ると中間の藍色(あいねずいろ)と思われる色です。中間の藍鼠色とは、前回の写真の仔は濃い藍鼠色とすれば、今回の写真中と写真下の仔は薄い藍鼠色と読んでいます。なので、今回の写真上の仔は中間の藍鼠色です。





 写真(中)と写真(下)の2尾は現在の基礎色は薄い藍鼠色(あいねずいろ)に発色して見えます。しかし、これ等2尾の薄い藍鼠色はこれから水温の低下(冬の水温)と共に鱗の肥厚と同時に、鱗の色も濃く見える様になるのです。自然(メラニンを増やして防寒)の寒さに対応の魚の摂理なのです。採卵時期には意外に思うほど色が変化(大抵は黒くなる)しているのです。

※写真をクリックしますと拡大されますので、拡大してご覧下さい。写真を拡大しますと、鱗の色などが良く見えます。


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