来春の親魚候補、黒青竜1(前編)

2023/11/07

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 来年の親魚候補を現在飼育中の当歳魚並びに2歳魚をお見せしていますが、五花竜や赤穂竜もお見せするよ予定で居ます。一色の魚は観賞価値の進化の表現が乏しい事から、観賞価値が下がり、やがて「愛好の方」が離散するとの警告から、 色と紋様を第一に交配を行って来ていますが、色柄はともすれば先祖返りに遭い元(先祖)の色に帰るのです。
今回は審査過程での判定基準の元本的表が見つかったので、その道の方に参考としてお見せして見ようと思い「黒青竜」の写真の前に見て下さい。

👈の写真1
この本が書かれたのは40年前の時代で、中国金魚がまだあまり輸入されていない時の本です。既に海外では品評会も盛んに行われていたので海外の審査を書いたものと思われます。海外では金魚を点数化する事によって審査していたようで、見方によっては合理的だと思います。現在でもこの方法を行っているかは自分は知りません。オブラートに包んだような審査をする日本では取り入れられない
方法です。此処で見られる金魚の種類は限られた種類ですが、現在の様な多種類では審査基準も多く、穂竜系の金魚は審査対象が一番多いので配点に難儀する事でしょう。この表でシュブンキンはキャリコ柄の配点です。驚くほど高い配点です(60点)。この配色点数で色柄を重視している事が解ると思います。勿論、ランチュウの配点はヘッド(頭部の肉瘤)の高い配点は特徴が表れています。出目も然りです。ここでも理解して頂けると思いますが一色の配点は同じ点数で配点されていますが、現在に換算すればもっと色の配点(一色だけでは)は低い点数と考えられます。藍竜の色は一色なので配点は低いのです。早く2色の金魚(色柄)に切り替える時期に来ているのです。

👈の写真2
写真1の説明の補完の話を書いているのです。此処に書かれた「五光」とは「五花」の意味です。
👈の写真3
我が国では昔から忖度の強いお国柄です。オブラートに包んだ表現が大好きでとても美術を点数に等したくない国で、今でもランチュウの評価は点数化は不要と言った事が続いて居ます。確かに点数化は配点に難しい。
点数化した方が間違いが少ない様な気がします。


👈の写真4
東錦の審査基準心得的な文面です。我が国での観賞魚の審査基準は点数化はしてません。
全て目が判定します。個人差が出て来ます。

※点数化が全てとは言えませんが判定の個人差を縮める事は出来るのではないでしょうか?。

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