来春の親魚候補、変わり竜、(ィ)黒青竜(序章)

2023/11/12

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 「変わり竜」とは、最初は(第一回会報の第四章 審査規定の 第八条 穂竜の亜種規定に書かれれいます。審査基準は穂竜と同様とすると書かれています。
私の要望として、この「亜種」を設定した理由は、当時の「穂竜」の色柄は「藍色」一色の魚であったため、新しい種類には一般の愛好者の方は集まって来てくれますが、見慣れてしまうと飽きがキット來る。なので、色んな色の穂竜系の金魚を世に送り出すと興味を示してくれ長く持続が可能と考え、「亜種」の部を現会長にお願いして「亜種」の部を挿入して頂いたものなのです。亜種の部には普通鱗(透明鱗に対抗の鱗を持つ種)でなく透明鱗を持つ仔の意味で設定を考えていました。
つまり、穂竜の部の鱗は「普通鱗」!。亜種の部の鱗の仔は「透明鱗」と言う事です。
会員の方(当時は東大の教授)で「亜種」はこの様な場合は使用すべき単語でないとの助言を頂き、鯉に使用の言葉「変わり竜」なら如何でしょうか?とお尋ねしますと、「なら良いのでは」と言う事で、その次からは「亜種」を「変わり竜」と言う言葉に変更したのです。
なので、基本的には「変わり竜」とは透明鱗で鱗にはカルシウム沈着を持っている穂竜系の金魚と言う事になります。
変わり竜(透明鱗)の第一の特徴は「浅葱色」の発色が見られる事です。浅葱色の見られるのは透明鱗とう事です。此処で改めて書きますが、浅葱色の事を錦鯉の世界では「浅黄色」と書き「あさぎ」と呼んでいます。色の先生は「浅黄色」と「浅葱色」では、色は大きく変わるのです。鯉の浅黄色の呼び方や字の使用は間違った使用と言うべきなのですが、未だに間違ったまま使用してます。金魚で使用の「浅葱色」の字が正しいのです。浅黄色と浅葱色の違いを調べていただければ色の違いに気が付くと思います。
変わり竜の呼び名が出来た話を書きましたが、「変わり竜」の仲間には①黒青竜と②五花竜が入りますが、変わり竜の仲間はまだまだ増えると思います。
今回は変わり竜の頭部の肉瘤に見られた形をお見せします。頭部の色柄にも変わり竜の特徴が有るのです。その色柄もお見せします。

👈の写真1
再度、
この欧米の金魚審査採点基準表を持ち出しています。漠然とした判定基準では公正な評価は出来ません。どの部分にどの様な配点をするかによって評価が大きく変わるからです。
この表では金魚の特徴が大きく評価される様に配点されています。
①出目金魚では眼の配点を高く配点し
②シュブンキンでは色柄に高く配点し
③ランチュウには頭部の肉瘤に高配点してます。
では、穂竜系の魚にはどうだろうか!???。 穂竜系の金魚は配点箇所が多いのです。
①出目である事!。
②色柄が多色である事!。
③頭部には(
ふんたんを持つ)肉瘤を持つ事!。
➃鱗にはカルシウムの沈着を見る事(パ―ル鱗である事)!。
➄型は〇形で有る事!。
これ等の特徴に配点を考えると、大変な時間が居るのです。

今回は「変わり竜」の序章として頭部に関係の写真もお見せいたします。
👈の写真2
昔、黒出目オランダ獅子頭と同時期に飼育していた赤出目オランダ獅子頭の写真です。
この金魚の「ふんたん」を理想のふんたんとして再現に取り組んでいます。この写真の仔は我が家で飼育していましたが、飼育歴が1年も経ずして落ちました。飼育の未熟さを知って愕然としました、当時この金魚は高額なお値段でした。輸入された当時は「黒出目オランダ獅子頭」の仔も、この様な(写真の様な赤出目金の獅子頭)の仔と同じ様な黒出目金の獅子頭の仔が多く見られました。

👈の写真3
変わり竜の作成段階で見られた頭部が白色?の仔です「白頭黒青竜」と読んでいました。
写真3から写真7までの仔は我が家で産まれた仔達です。

👈の写真4
写真4と同じ時期の仔で、頭部の肉瘤の色も少し黄色がかった仔なので、「黄頭黒青竜」
です。



👈の写真5
この仔は赤色の頭部の肉瘤なので、「赤頭黒青竜(丹頂黒青竜)」です。

👈の写真6
この仔の肉瘤は3つに分かれている事からクローバー型肉瘤です。肉瘤の呼び方はその形によって、クラウン形、ハート形、クローバー形等と呼んでいます。

👈の写真7
今、飼育の黒青竜はこの色の「黒頭黒青竜」が一番多いのです。次回はこの「黒頭黒青竜」を、お見せする予定で居ます。

※写真をクリックしますと2倍に拡大されます。写真は拡大してご覧下さい。

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