来春の親魚候補、中休み(2)

2023/11/22

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前回に引き続き、キャリコ柄(江戸地金、江戸錦、キャリコ何とか)の模様の金魚の話をして見たいと思って書く事にしました。我が国の金魚は形に強くこだわって審査も色柄が重要だ!とか何とか言いながら兎に角、赤色であれば審査をしているように思うんです。
キャリコ柄の金魚の品種改良を行っても中々取り込んでくれないのが金魚業界の様ですが、今回の「金魚日本一大会」での当歳魚(江戸地金)が「水産庁長官賞」を獲得したことが、今後金魚の色柄の品種の登壇をよりたやすくなる予兆と捉える事が可能あのではと考えられます。
色柄に関心を持ち、その美しさにほれ込んで土佐錦の色柄の改良に取り組んだ方の話を紹介します。 
私のスクラックブック(金魚名鑑)からの写真です。

👈の写真1
撮影された方の許可を得て載せています。
この金魚が今年の「金魚日本一大会」当歳の部での「総合優勝と水産庁長官賞」に輝いた「江戸地金」だそうです。色柄色柄と色柄に高配点を付けたい自分には喜ばしい配慮と思っています。


👈の写真2
色々な金魚の写真と審査や色柄の特徴をファイルしてます。自分のスクラックブックから今回の下記の写真をピックアップしてみました。
👈の写真3
土佐錦は江戸末期に高知で育成された品種。土佐錦の改良に取り組んだのは昭和45年だそうです。


👈の写真4

👈の写真5
👈の写真6
土佐錦に東錦とキャリコの血(遺伝子の事)を入れたと説明されています。
此処まで来るのに(改良するまでには10年の歳月を掛けた)と書かれています。それでもなお後、数年(5年)が必要とも書かれています。
写真は作出者の「入江史郎」さん。入江さんとは、一度お会いして話をしましたが、この土佐錦は止め、アルビノのランチュウに精を出していらっしゃるとの事で、私にもアルビノの仔をどうですか?と言って下さいましたが、穂竜で手一杯です。とお断りした記憶が有ります。


👈の写真7
これからの夢は?と尋ねれば、「この土佐錦を(キャリコ柄の土佐錦)を完全なものにすること」だそうです。 今の自分も夢はと問われれば「穂竜」を完全なものにすることです。

※ 既存の金魚(地金とか土佐錦とか東錦等)に色柄を取り込む事はその金魚の形を崩すことになり、色も形も
整えるには相当の年月を必要とします。マニアは待ってくれません。色柄を取り入れる事は形をつぶす事と同じです。


👈の写真8
当時の土佐錦の第一人者がフィッシュマガジンに土佐錦の魅力などを事細かに記載してましたので切り抜いて保存しています。
右の写真は「田中邦衛」氏、当時の土佐錦の品評会優秀魚は殆ど「田中邦衛」氏の持魚です。

👈の写真9
当時土佐錦の第一人者の「田中邦衛」氏の説明文。


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