進化、改良

2021/10/08

身近な自然の摂理

t f B! P L

 金魚の祖の鮒は、進化をして今日に至るのですが、その鮒を改良?(人間のエゴ)したものが金魚で有ります。
その金魚の改良した部分を盛りだくさんに集積した種が穂竜系と考えています。今取り組んでいるのは色柄にも盛りだくさんを目論んでいるのです。

その話はさて置き今日は、我が家の金魚池の場所の対比場所に位置する箇所に「アケビ(果樹)」を植えています。
このアケビは約30年前(現役時代)に山形県での学会終了後の観光地で購入した「アケビ」の実を持ち帰り、我が家の金魚池の側に「種」を植えた事から始まります。

その翌年、30本程の小さなアケビの芽が生え、大事に他の箇所に移植したのが現在に至っております。

桜の木の「染井吉野」は親木の枝を接木しているので全てが「クローン苗」だと言われ約60年位で寿命が来るらしい。

我が家のアケビも脇芽を繁殖に使用しているので、友人に苗木として分譲したもの全てがクローン苗です。


 写真(上)約30年前の種から発芽のアケビの苗も大きくなって他の植物の成長を邪魔するので切り倒し、その木の脇芽(クローン苗)を現在位置に移植して5年目になりました。

その苗も毎年おびただしい花が咲くのです。その写真がこれです。
アケビの花は桜の開花より一週間先に咲く「スモモ」の花より、まだ一週間早くさくのです。
つまり、このアケビの開花が始まるとスモモの開花、その後が桜の開花なのです。
桜の開花が始まると金魚の産卵と言う季節に開始なのです。

写真中では、小さな丸いねずみ色の物が「雄蕊」赤紫の花びらの先の2~3ミリのバナナ状のものが雌蕊です。写真をクリックしますと拡大されますので、大きくしてご覧下さい。



 写真(中)人工的に受粉をしますが、大きくならず、そのまま落ちてしまうのですが、今年は運よくその効果があって写真の様にその実が着果してくれました。



 写真(下)野生のアケビは、この木の実より3分の1しか有りません。大きく改良されたアケビの実です。甘さと言い粘り気と言い、野生のものより数段改良されているのです。果実の改良とはどの様にして
行うのかは秘密なのでしょうが、先人の意欲に感謝感激です。写真は10月6日撮影

アケビの実が割れました!。さあ、食べ頃の合図です。
アケビは薬草(木!)なのです。利尿作用があって、この実の皮も天ぷらにして食べると美味しいと言われているので食しましたが、歯ざわりも味もレンコンの様でした。


QooQ