稚魚の色柄、その20

2021/09/24

稚魚の色柄

t f B! P L

 穂竜の当歳魚の色柄をお見せしています。穂竜の色柄は秋の空と黄金の稲をイメージしてその色柄に進化させる交配を何年も続けていますが、中々思う色柄に固定できないでいます。

色柄の固定とは親魚になっても変化しない色柄を言うものと考えており、当歳魚では理想の色柄でも、親魚に成長すると変色や退色では固定とは言えません。
当歳魚とは全てが発育段階なので、色柄も発色過程の時期で変化するようです。
今日登場の仔達もその成長過程の発色の色なのです。

色柄を重視するあまり、体形が無視されておりますので、ご覧の方はその様ご理解願います。



 写真(上)黄色に発色面積が多い個体です。その黄色が薄いので下地の青色と混じり鴬色に見えます。この鶯色は成長するにつれて焦げ茶に変化するとガッカリします。尾筒の部分の青色が青文魚と言われる由縁です。秋空の青色です。



 写真(中)写真上の仔と比べれば少し黄色が見られる仔です。尾がスボ尾で大きく減点な仔ですが、親魚の予備軍に飼育してます。



 写真(下)下半身が青色です。もっと黄色が濃くきつく発色してくれれば下半身の青色も引き締まった色に感じるのですが。この仔もスボ尾です(9月6日撮影)。


QooQ