稚魚の色柄、その12

2021/09/06

稚魚の色柄

t f B! P L

前々回からの引き続きです。
丹頂五花竜同士の交配で丹頂柄を狙ったのですが、極少数の仔がその柄を示すのですが、成長に従って
その色が薄くなって来ており、アーアーと言った状態で有ります。先人が行ってその様な経験をされたのかとも思っており、色柄の多様性に戸惑っております。



 写真(上)同じ赤色でも金魚に登場する色はスペクトル幅が広いのでしょうね~。今回の仔も金魚で言いう赤色の部に入るのか? 黄色の部に入るのか?その中間色のオレンジ色なのか? 戸惑う色柄の仔です。そのような色柄の仔が居るので集めて見ました。その仔達が今日の紹介の仔達です。



 写真(中)写真上の仔を3尾アップしております。共に頭部の色は黄色の発色になると見てます。親魚は赤黒の色なのに、この仔達の頭部はどう見ても黄色に見えます。体部に発色のオレンジ?色と白色の際がハッキリと見えて締りが良いです。



 写真(下)写真上の仔達をピックアップして写しております。黒色斑紋はこれからも少しづつ変化するので安心出来ません。
色柄は三花竜です。巷では「トリカラー柄」と呼ばれる柄です。赤色や黄色、それに黒色の面積が広いと浅葱色が消えるのです。

この仔達のオレンジ色を穂竜に持って行けばどの様な柄になるのか?来期は交配に使用して見ようと考えています。

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