稚魚の色柄、その14

2021/09/10

稚魚の色柄

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 今回も赤穂竜の作出の交配によって出現した稚魚の色柄の話です。
こちらの希望通りの色柄は配色してくれません。大抵の場合色柄も先祖返りをします。
色柄も濃い色から薄くボケルようなのは退色(先祖返り)する事なのです。この場合も色の際が当然甘くなります。



 写真(上)3色(トリカラー柄)の仔達を集めました。3尾しかこの様な色柄は(赤穂竜の作出交配で)残って居ないのです(現在では残って居ません)。



 写真(中)写真上の仔をアップしたものです。3尾共に浅葱色が消えかけて見えません。色が消える事は遺伝子が潜性遺伝子なのか?既に消えている事なのでしょう。消えると言うのは先祖返り(退化)した証明なのです。

仔の様な仔同士の交配は避ける様にしてます。なので次回に、この仔を使用の場合は相手は穂竜の仔を使用します。何故穂竜を交配の相手に使用するかと言いますと、この仔の黄色を穂竜に取り込みたいからです。
前回の仔の黄色(オレンジ)と今回の仔の黄色(イエロー)とが、少し違うのです。その色合いの違いが判断出来ますでしょうか?



 写真(下)この写真(上、中、下の3枚の写真事)に写っている仔の黒色発色はメラニンの色素が、劣化(退化)している発色なのです。これからも少しづつ消える様になります。この様な発色の出方は墨と言いうより汚れに見える発色なのです。

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