稚魚の色柄、その13

2021/09/08

稚魚の色柄

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 今年の交配は

①丹頂五花竜
②丹頂黒青竜
③赤穂竜

の色柄の仔の作出を狙っての交配でしたが、今になってその多様性に戸惑っています。

金魚の色柄は、人間で言う指紋の様で、又、牛の鼻紋の様に個々にその個性を表現するようです。
その様な結果に複雑な気持ちで対応してます。

色柄の固定は簡単に可能だと甘く見ていましたが、新しい色柄とは簡単には表現(進化)しない様です。

後に穂竜の今年の稚魚の色柄もお見せしますが、穂竜の色柄も又その多様性にガッカリしてます。穂竜の場合も今年こそはと期待をしながらの交配だったものなので、より落胆の色が重くのしかかる気分で居ます。

今回、お見せしている稚魚は、前記の③赤穂竜の作出によって産まれたF1の仔をお見せします。



 写真(上)4尾だけが黒色斑紋の消えた?色柄を持つ仔です。この仔達を赤穂竜の色柄に仕上げる基の仔とする予定で居ます。赤穂竜は赤と青の色柄を持つ仔を言うのです。なので先ずは黒色のメラニンを捨てる色柄から始めることになるのです。



 写真(中)この仔を赤穂竜の基に思い交配に使用する事いしてますが、穂竜にも使用します。穂竜の色柄がどうしても黒い茶色(焦げ茶)が表現されるので、この仔の様な黒色の色素の消えかかった遺伝子を利用したいのです。



 写真(下)この仔も赤穂竜や穂竜の交配に一役買って貰う予定で居ます。僅かに残る浅葱色は、普通鱗では青文(青色)の発色と関係が有るのではと僅かな希望を抱かせるからです。この仔の背びれの前の茶色の斑紋は黒くならねばと願っています。親魚(穂竜雌親)の焦げ茶色の遺伝子が影響し発色したのかもと思っています。




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