金魚は観賞魚、形と色柄を楽しむ、14(赤穂竜ィ)

2023/07/27

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 今年の採卵は「丹頂柄」の仔と、「隠し球」として「赤穂竜」の作出を試みました。丹頂柄の仔の作出は見事に不発に終わる!、といった感じです。植物の花の色の改良には(菊やカーネーション)遺伝子組み換え技術で行っていますが、その技術でもってしても10年と言う長い年月の期間が必要なのに、単なる自然交配では容易な事では無い事が今年は嫌になるほど知らされました!!。自然交配では遺伝子が異変を阻止する様な仕組みが幾重にも作用していて、急激な変化は生体が変化に反応出来ないのからです。色柄の遺伝子の仕組みも新しい色などの変化は、阻止しむしろ先祖返りの旧態に進むようです。
それでも何かの変化を求め強引に、不意に起きる変化を捕らえられるものならと僅かな変化を見逃す事なくピックアップして進めたいと思っています。で今回は「赤穂竜」の作出結果を追った写真ですのでご覧下さい。
「赤穂竜」とは私のイメージ通りの色柄は体色が赤色と青色の2色の金魚を指し秋の青空に赤色の斑紋「赤穂米(アカホマイ)」を持つ仔の事で「赤穂米」とは古代のお米で、稲穂が赤色をしているお米の事です。

👈の写真1
佐賀県の遺跡から出た古代米の赤穂米の稲穂の写真です。赤穂米の稲穂と赤穂の地名との名前をコラボさせ「赤色と青色(青文色)」の2色の金魚を「赤穂竜」と呼ぶ事にして、
その様な色柄の金魚に今年は初めて挑戦(F1)したのです。


👈の写真2
赤穂竜の作出に挑戦したきっかけはこの写真の雌魚が出来たからです。この仔の体部の赤色は表面の黒色のメラニンを消せば昨年産まれた仔の中では一番綺麗な赤色を持っていたので、この赤色を次世代に残したい気持ちからの発想だったのです。

👈の写真3
次にどの仔を雄魚にすれば?!と考えて選んだ仔がこの雄魚です。今年の採卵前の写真ですが、この時には茶色や黒色の混色が見られなかったので、この仔を雄に持ってきましたが・・・失敗でした!!理由は舌の写真で説明します。


👈の写真4
僅か2か月でこの様な姿に変色をするとは夢にも思いませんでした!。
写真3の仔の現在の姿です。黒竜に近い藍竜に変化しました。この姿を見て赤穂竜の作出は一から出直しと覚悟を決めました。色柄の
固定の難しさを身に染みて感じました。

👈の写真5
普通鱗の仔と透明鱗の仔が半々に出現しました。普通鱗の仔は雄親(写真4)に似て藍竜です。もうこの色は、どうにもならない色なのかをしばらく飼育を続けて見ます。


👈の写真6
全ての仔が同じ濃い藍竜色でなく赤茶色の斑紋が見られる仔も居ます。

👈の写真7

👈の写真8
写真7と8、9とよく見るとバラバラの色柄が少しの変化を見させてくれればと淡い期待を持って飼育して見ます。

👈の写真9  

※ この親魚(写真2と写真3の仔)で出現の仔の半分は透明鱗の仔でその仔達の体色は「五花竜」そのものですです。明るく綺麗な配色なので次回にお見せしますが、黒青竜等も多く居ましたが黒青竜モドキの色の仔はハネて今は飼育していません。

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