新しい色柄に挑戦、２

近交系の短所である突然変異を狙っているのですが、突然変異は悪い意味での表現は奇形であり、奇形の仔の遺伝子を次世代に移行は倫理に反する行為でも有ります。でも、受け入れられる奇形なら歓迎です。
一度消した赤色遺伝子なのですが、再度呼び戻しその色をより鮮明な発色に仕上げるべき交配（近交系で）を続ければとの思いでクロズッドコロニイーの中で行っています。
それが今回の写真の仔で、来春の交配で仕上げたいと計画をしていますが、狙い通りの発色に至るか？、兎に角、計画は実行有るのみです。

👈の写真１
今回の写真をご覧の皆さんはどの様な色柄の仔に仕上げたいか解りますか？
そうです！。「黒赤竜」を作りたいのです。
黒赤竜とは「穂竜愛好会会報」の第四章　審査規定の第十条　名称、特徴及び部門の七の
黒赤竜（こくせきりゅう））・・・黒/赤の二色を有する魚体。と記されています。

👈の写真２
これ等の写真の仔の中からペアーが出来れば
少しでも良いから採卵したいと思っています。赤色は先祖返りの顕性遺伝子なので絶対と言っていい程「黒赤竜」は出てくる可能性が高い色柄と思っています。
この仔の尾は「破れスカート柄」です。

👈の写真３
この仔の左の尾谷は裂けたままくっ付かずに
大きくなってきましたが、大抵はくっ付きます。でも、この仔の子の尾は殆ど正常の尾で
産まれるはずです。そして、その子達の尾の柄も「襞スカート柄」の仔である事が条件です。

👈の写真４
右後腹部が赤色斑紋の欠如仔ですが、写真の３の仔の様な柄の仔と交配させると高確率で
黒赤竜が見られるのではと思います。

👈の写真５
「黒赤竜」の仔の尾の色の条件は「襞スカート柄」です。写真３～５の仔達の尾は３尾共に尾の柄が「襞スカート柄」なので、この事からでも「黒赤竜」の色柄の仔は綺麗な「襞スカート柄」であるはずです。
尾の親骨が張って黒い綺麗な「襞スカート柄」は見ごたえのある尾になります。