来春の親魚候補、その8(穂竜イ)

2022/11/01

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 来春の親魚候補、シリーズで穂竜の仔を(今年の当歳魚)お見せいたしますが、その前に「穂竜」の生い立ちからお話いたします。私の金魚飼育史で幾度も金魚の飼育を投げ出したく思ったか、その度に周りの方の助言に助けられ今日に至っています。
それで、その時期に気持ちの基礎となった金魚を紹介しながら「穂竜」の現在をお見せします。「穂竜」は愛好会の名の「基魚」なので私の金魚史の中で一番力の入った魚なのです。
  穂竜の誕生を写真で!。

👈の写真1
戦後日本に中国金魚が初めて輸入されその翌年に始めて我が家に来た中国金魚で当時は「黒出目オランダ獅子頭」と日本では呼ばれていました。後に青文系の色である事が判明しましたが、この魚の当歳魚の時期は真っ黒な色をしてました。写真を撮った頃はこの仔も7歳です。左の尾も捲くれ、その尾谷も避けて、尾芯も垂れてしまい何とも老魚に見えます。
しかしながらこの仔は多くの子孫を残してくれました。この仔(写真1)が穂竜のルーツです。
※ 第一回金魚日本一大会に出品の仔(写真2)の作出までの交配の形など諸々の経過は
  今回の説明では省いています。かなりの年数を経ての完成度です。

 👈の写真2
この写真はタイトルの通り第一回金魚日本一大会(平成6年11月6日)の会場風景です。
会場は弥富総合社会教育センター文化広場と書いています。多分2回目からは会場が今の会場に変更されたと思います。






👈の写真3
会場内には大会後援の自治体名や企業名が書かれています。この中に私の出品した穂竜が副賞として頂いた自治体の名(佐屋町)が中央の下段に書かれています。



👈の写真4
当歳魚の部で「会長賞、佐屋町長賞」の2賞を同時に頂きました。




👈の写真5
上の写真(写真4)では金魚がよく見え無いので別の写真でお見せしてます。
※ この後、会場に来られていた某金魚株式会社の方より「穂竜」を当社で販売させてほしい、と申し入れが有り其の方が「穂竜」は
今は人気が有って良いがやがて飽きられる、その対策として「何か穂竜に付加価値を付けたらよいのでは?」とアドバイスを頂きました。そのアドバイスに私の心にグッとくる処が有って「付加価値」とは!!!??、悩みました。

👈の写真6
話が戻りますが、写真1の仔の継代繁殖を続けて居る段階で左の写真の仔の様な茶色や、その茶色の中に金色に光る鱗を持つ仔が時々見られるので、この黄色を固定すれば本物の稲穂の色に見られるかも!。
それからは少しでも黄色に見える仔を交配に用いました。
次回はその繰り返しが今年の「穂竜」で、来春も例年の様に期待をかけて交配する予定でいます。
写真6の仔は青文色のオランダ獅子の当歳魚に山吹色の光る鱗が見られた金魚です。年代は不明ですが、今から38~9年前、我が家で飼育の仔から産まれた仔の写真です。この写真の様な色を持つ仔から交配を続けた結果が今日の穂竜の色柄です。

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