来春の親魚候補、11(黄竜ハ)

2022/11/14

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 私が飼育している穂竜系の金魚は近親交配での仔であって近交系とも言われています。近交系とは兄弟姉妹交配で20世代以上のの交配で得た種であります。金魚は一年に一回の産卵なので20世代以上とは20年以上同じ兄弟姉妹交配を行ったことになります。その為、遺伝子にはほぼ同じ個体(ホモ性は99%)と考えられて居ます。
これ等の個体と他の種の個体との交配(F1)は、別の雑種になり、基に戻すには場合よっては可なりの年月が必要性になると思うので、もしF1の交配にはF1同士の交配で「別物」を作出されないのなら、戻し交配をお薦め致します。

それで、今回は近交系の弱点と言うか、近親交配の為に遺伝子異常の仔が出現する確率も高く見られる事も有るのです。その例をお見せします。


👈の写真1
私の選別方法は上見だけで、横見は殆どしてません。この仔も上見のみの選別なのでご覧になれば解りますが、背鰭はキチット有る者として残して居ました。大きく成長した時に背鰭が途中で欠損している事に気が付きました、が、黄色が綺麗なために残した仔です。

👈の写真2
写真1(上の仔)の仔の左側面からの写真です。綺麗な黄色の為、黄色を次世代に移行できればと親魚にする予定で飼育してます。左前下腹部には「青文色」も見られるので「穂竜」の遺伝子を持ってる仔です。只、上見では黄色に発症面積が90%以上なので黄竜の部に入れています。この仔は背鰭が欠損しては居ますが来春に体色が上手く見られれば(仕上がれば)親魚に使用します。 この仔の他にも同じ腹の仔(兄弟姉妹)は、他にも2尾この様な背びれが欠損の仔が見られましたので、この仔を親魚に使用すれば、奇形率は上がるかも知れません。
※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。大きくしてご覧下さい。
  この仔の左腹部の黄色が綺麗に見えます。

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