来春の親魚候補、その8(穂竜ロ)

2022/11/03

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付加価値の穂竜の固定に毎年「明け2歳」の仔を親魚として交配してます。なので私は明け3歳魚は飼育しておりません。今現在も2歳魚以上の仔は飼育して居ません。余分な飼育をするスペースがないのです(交配数が多くて)。
で、自分が交配を考えている(交配を予定している)仔は此処で今までに紹介した仔達なのです。
私の交配の仔は近親交配と言って兄妹(姉弟)の近親交配をズ~ット続けて来ました。
この事は近交系の作成の為です。近交系の利点は(メリット)純系の固定化が可能と言う事です。この固定化の条件は20世代以上の継代交配によって可能とされています。私が穂竜系の錦魚と言う単語を使用していますのは、穂竜系の形の特徴は①出目である、②ふんたんを伴った肉瘤を頭部に持つ、③パール鱗である、それらの体形の固定は既に20世代以上の継代を重ねて作り上げた物(金魚)だからです。
近交系のデメリットは病気の遺伝子を持つ仔が多くなる、短命、弱い等と言った事が挙げられて居ますが、それは人間が代表するような哺乳動物(出産個体数が極端に少ない動物、家畜などの事を言う)の遺伝に関する話であり、金魚の様な数千もの卵を産する動物には当てはまらないし、その様な病気の遺伝子を持つ仔が居る事の方が正常な遺伝子を持つ仔の成長を補完する事が出来るのです。 変異の有る遺伝子を持つ仔は天敵の餌になったり、形に欠陥のある仔は人間によっても淘汰選別されているのです。

今回からは「穂竜」の来春使用予定親魚の写真をお見せしますのでご覧下さい。尚、この仔達は越冬前の色柄であって産卵後にはまだまだ変化すると思っています。


👈の写真1
近親交配(近交系)によって穂竜の形(眼、ふんたん、肉瘤、ぱーる鱗)は固定化によって出来上がったが、最後の尾の形や色柄は固定化は出来て居ません。これは個々の個体の
特徴なのです(個性です)。



👈の写真2
今回の子達の色柄はどうしても茶色の色が発色してしまうのです。暫くは此の茶色を消す交配を考えたいと思います。



👈の写真3




👈の写真4




👈の写真5
今回の写真の仔の中で、この仔が一番茶色の発色が少ない仔なのでこの仔を中心に交配を考えています。


👈の写真6

※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大してご覧下さい。

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