穂竜系の金魚の色柄について、7 その他の色柄について、(二) 紅黄竜

2025/10/29

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金魚は観賞魚、金魚の①形と②色柄を楽しむ。金魚の品評会は形と色柄を楽しむのでその審査基準に点数を付け総合点数で順位をつけていたと、初期の審査には説明されております。形の審査では「例」として出目金ではその時長である「目」には点数が高く、頭部に肉瘤の見られる「ランチュウやオランダ」等では肉瘤の点数が高く設定されていました。その点数表も審査官には前もって通知されていたようです。例えば、「朱文金」等には目も肉瘤も見られないので 、キャリコ柄の色柄に高配点が付けられていました。その例から考えますと「穂竜」の審査配点は、①肉瘤、②ふんたん、③出目(目幅の広い)、④パール鱗、⑤尾(桜尾、四尾等)⑥色柄等に配点されます。①~⑥の配点は全く同じでなく、それぞれの特徴に合った配点をします。例えば、①形、②色柄の配分で、、①形に50点であれば②の色柄には50点の配点で、総点数は100点満点が「優勝」と言う事に成ります。形に配点の50点は、①の肉竜に50点や⑤の尾に50点を配点しますと②ふんたん、③出目、 ④パール鱗は0点で審査されないことになります。一色の金魚がトップになると言う事は有り得ないのです。なぜならば⑥の色柄にも50点の配点があるからです。綺麗な丹頂柄では、40点以上の配点があるかもしれません、藍竜(あいいろ一色)の配点では20点以下多くても30点までの様に低くに抑えられているのですから。理由は一色では色柄は無く、品位が落ちるからです。初期の品評会の配点例が書かれている本があるので、機会が有ればお見せする予定でいます。一色の金魚は点数が低く変化の激しい現代人に飽きられぬよう新しい色柄の出現を見逃無いよう絶えず見ていますが、今回、その可能性が有り、そのような交配を見落とす事がない様に行いたい仔が居ます。その例題の金魚ですので、ご覧ください。
👈の写真1
今回の写真の仔は腹の中央に鱗1枚だけ赤色の見られる仔です。黄色の鱗と赤色の鱗が別々の色として見られれば「紅黄竜」黄色の基礎に赤色の斑紋の見られる金魚と言う事になります。そのような柄の金魚が見られるのならば新種の色柄です。今年の五花竜と交配します。とにかく交配してみないと進みません。
👈の写真2
左腹部中央に鱗1枚赤色のものが見えますか?。

👈の写真3
この仔は右腹中央に鱗1枚あるのが見えますか?藍色と黄色の2色の穂竜なのですが、大きな赤色の斑紋が見られるような金魚が出来ますと「紅黄白竜」の3色の金魚になります。
👈の写真4
「黄竜」ですが、左腹部にこの仔も赤色の鱗1枚が見られます。来春は一腹採卵予定でいます。
👈の写真5
このような仔が4尾もいます。ひょッとしたらひょょっとになるかもよ!。

※ 写真をクリックしますと拡大されます。
拡大写真では、赤色の鱗一枚がハッキリ見えます。

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