今年の採卵と交配、8

2024/03/26

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長雨が続いています。この雨が終わると急に暖かくなる様で、晴れると採卵準備に入る予定で居ます。穂竜の親魚候補を前回に続き紹介(写真でお見せいたしましょう)します。
今年の親魚は例年になく多く飼育してまして、今回のシリーズでは、その仔達の一部です。 

👈の写真1
写真1と写真2はペアだと認識してます。
大きい方(写真1)が雄で、小さい方(写真2)が雌です。このペアでの採卵を予定してますがその理由として背に見られる黄色の斑紋です。前に紹介しましたが、此の模様は「
かつぶし」と言って背から尾筒に掛けての縦長の斑紋が有るからです。


👈の写真2
このペアの斑紋の色の黄色が少々薄いのが気に入らないのです。もう少し山吹色の黄色であれば良いのですけれどね~
それ以外に気になる色柄が有って、それは少し薄い茶色が黄色の斑紋に中にある事です。この薄い茶色の斑紋は錆色として汚れに見えるのです。写真を大きくしてご覧になれば茶色の汚れは分かります。


👈の写真3
今回の写真の仔には黄色の斑紋の中に少し茶色の斑紋が混じっています。この斑紋を除く交配をしたいのですが、斑紋の薄いか無い仔を親魚に使用したいので、その様な斑紋を持つ仔を(茶色の斑紋の混色の見られない仔を)探し親に使用します。


👈の写真4
写真3から写真10までの仔は雌ばかりの様です。

👈の写真5
写真3から写真5までの仔の黄色が強く発色してますので、この様な黄色を後世に引き継がせたいと思っていますのでこの仔らを雌親に使用します。尾形も素直ですから。

👈の写真6

👈の写真7
目が良く出てますが黄竜(きりゅ)と言う柄です。上見出は体部が黄色に発色してます。その体部を覆う鱗のカルシウム沈着は少ない様に見えます。背の部分の鱗は普通鱗の様に見えます。

👈の写真8
写真8から写真10の仔の斑紋は同じ柄に見えます。写真8の仔の尾が綺麗に開いていますが尾筒の黄色の斑紋部のパール鱗は鱗がカルシウム沈着が見られない。弱点です。


👈の写真9
この柄での仔を好むなら、此の仔を雌親に使用します。腹部後半の藍色(青色)が綺麗な色なのです。

👈の写真10
スボ尾なので親魚には使用しません(雌親候補が沢山いますんで)。

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