今年の採卵と交配、6

2024/03/18

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 今回もう一回黒青竜の事を補完として加えて置きます。補完なので・・・
黒青竜は体部の色柄が黒色と青色の2色の柄の仔の事を言うのですが、特に頭部の色と尾の色は黒色に統一させて固定しております。黒頭黒青竜と言いますが、体部の黒色斑紋が多い仔を
国内では「黒勝ち」とか、「紅白の金魚では赤勝ち」とかで表現していますが、本場の中国では、「深色型」とか「淡色型」と表現しているようです(写真参照)。
私も黒青竜の体部の色柄が黒色斑紋の多く見られる仔と、少ない仔との区別はする必要が有れば従来の日本語の表現の様に「黒勝ち」とか「白勝ち」等の表現で表す事にします。で、今日の黒青竜「黒頭黒青竜」は前回と違い体部の黒色斑紋が大きく多い仔を集めていますのでご覧下さい。体部の黒色斑紋が多い仔と少ない仔の上下関係は?と問われれば、飼育者や見る方の(鑑賞する方の)好みの問題になると思います。

👈の写真1
体部に黒色斑紋が大きく多い仔を集めて載せています。黒色斑紋がこれ以上多いと黒一色に近い表現になり、「黒竜」で、品評会では審査対象外の魚になります。





👈の写真2
写真は1から4までの仔の体部の色柄の黒い(黒勝ち)の仔を載せました。

👈の写真3

👈の写真4
👈の写真5
日本的表現では体部の色が「黒勝ち」の仔と、「白勝ち」の2尾です。勿論、この写真では上の仔が黒勝ちで、下の仔が白勝ちと言われるものです。2尾を並べて見ると下の白勝ちの仔の体部は何処か物足りなさを感じませんか?黒斑紋の発色位置のアンバランスがその様に感じるのです。下の仔の尾は「破れ襞スカートと、私は言ってます。

👈の写真6
写真6と写真7は「中国金魚鑑賞」本からのもので、写真は左の仔が「深色型」と右の仔は「淡色型」と書かれ同じく写真7では左が
「淡色型」で右の仔は「深色型」と写真下に書かれれいます。

👈の写真7

※写真をクリックすると2倍に拡大されて書かれている字が読めます。
👈の写真8
写真8と写真9は共に青文魚の色と思うのですが、写真の下の説明文にはこの水泡眼の色は「青色」と書かれています。ご覧の皆さん
写真の仔の色が「青色」に見えますか?
「青色」と書いていますが、青文色と理解しているのですが・・・青文色では尾が「襞スカート柄」に見えます。写真8も、写真9の仔も「襞スカート柄」が見えます。

👈の写真9
此の仔は「藍色」と書かれています。この仔も日本的には「青文色(青文魚)」の事と理解しています。中国の方の目の感覚と自分の感覚が合いません!。まだ発色の色と表現の字が合わない事例が有りますので、その時にも説明します。

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