毎日どれかの飼育水の水換えです。

2023/06/20

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 今回は隠し球の水換えをした報告です。隠し球、隠し球と言っているので隠す必要が無くなりました。「赤穂竜」の今をお見せします。この飼育水の水換えももう何回となく行っていますが少し変化が見られる様になりましたので写真と説明を書き添えます。

👈の写真1
この写真は既に何回となくこのブログに登場させました。雄の仔で茶色が他の仔より少ないのがその理由です。体部に見られる藍色も綺麗な青色で有ったのですが現在は黒く見られる様に変色してしまいましたのでいささかガッカリです。この雄親を「赤穂竜」の作出に使用しました。

👈の写真2
続いて赤穂竜の作出に使用の雌がこの写真の仔です。「赤穂竜」の色柄はアカホマイ(赤穂米)と呼ばれている古代米の赤色を持つ稲穂の名前で近代米の色の穂竜と古代米の色の赤色を持つ金魚を穂竜系の金魚の赤穂竜を対比色として作出する計画なのです。

👈の写真3
今年の4月22日早朝写真2の雌の放卵を見て急遽赤穂竜の作出を決行しました。一代で赤穂竜の作出は無理でも第一回目(一代F1)の交配ではどの様な色を見せるかが関心でしたが想像以上の変化はまったく見られず平凡な色の仔ばかりで今の所、今後の「F2」の交配はF1との兼ね合いが思案のしどころと思っています。

👈の写真4
写真3と写真4は写真1の雄と写真2の雌との交配の仔の「F1」で今日現在の所は穂竜の仔と色柄に関しては全く区別がつきません。



👈の写真5
拡大して写真を撮ったものがこれです。真ん中の仔の斑紋の色が茶の薄い色に見えます。
この稚魚が大きく成長すれば黄色か赤色の何方かに変色すれば遺伝的な話が可能かと思って居ます。


👈の写真6
普通鱗でパール鱗と言う穂竜の特徴の仔が約半分出現、透明鱗でパール鱗の変わり竜の特徴の仔が約半数。正直なところ鱗に付いては全ての仔は普通鱗のパール鱗が殆どと考えていました(顕性遺伝子の関係で)。

👈の写真7
写真3から写真7までの稚魚の鱗を見て斑紋の色柄は何色に発色するのかが全く見えません。僅かな変化から憶測しますと赤色に変化してくれればバンザイ(嬉しい事)です。
今のこの写真では薄茶色に見えます。このまま色柄が成長しますとバンザイ(お手上げの事)です。とは言うものの仔の稚魚達と来春の交配は写真2の雌親との「戻し交配」を考えています。

👈の写真8
さて、透明鱗の仔が半数の割合で出現しました。写真8~写真12までが透明鱗でパール鱗の仔です。写真8の仔の右腹部に発色の赤色斑紋は素晴らしい赤色に発色すると見ています。現在残して居る透明鱗でパール鱗の仔は約50尾で、その中に居る赤い色の仔は7尾です。今から次々と発色するのかも知れません。来春の交配は雄ならば写真2の雌と「戻し交配」を決行済ます。


👈の写真9
F1に現れた紋様を見ますと斑紋にはルールの様なものが見られます。この仔の赤色斑紋は左腹部です。




👈の写真10
この仔の赤色斑紋の位置は中央です。
雌親の赤色を受け継いで欲しいと思っています。今の色であればこれからも変化するので
母親に近い色になるのではと思っています。そうで有ればこの仔達も「戻し交配」で雌親の赤色を取りだす方法を考えます。

👈の写真11
赤色の発色部分(発色する場所の事)はルールがある様です。私の好きな場所は頭部!。
丹頂です。この仔はその頭部に赤色が現れ始めました(シメコノウサギ)。



👈の写真12
この仔の赤色発色部は「尾筒(オヅツ)」で尾筒に発色の仔はこの仔の他にも2尾居ます。
※ 穂竜系の金魚は形は近交系として成り立つのですが、色柄に付いてはまだまだ不明なことだらけです。穂竜の色柄も、まだまだ悩んでいます。

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