4月21日生まれの穂竜の稚魚は。

2023/06/04

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 今年の「穂竜」は4月7日と4月21日の2回にわたり採卵しました。4月7日採卵の第一回の採卵に合せ穂竜の仔を採卵しましたが、形(尾の形)が良く無い仔が多く少し気がめいっています。今日のお見せする仔は、2回目(4月21日)採卵の穂竜の仔です。で、今日(6月3日)撮影なので日齢を計算願います.
先ずこの仔達の親魚の写真からどうぞ!。


左の写真1
冬眠明けの2歳雄(写真下の仔)この仔を何回も採卵に使用しました。理由は茶色の混色
が少ない事でした。(今年の3月末撮影)


右の写真2
写真上の撮影日は産卵前の3月末日でしたが、この写真は同じ仔の5月末日に撮影したものです茶色が濃く表れたようです。




左の写真3
この写真の右の背びれが半分欠けた仔が、雌魚です。遺伝的には無関係ではないかと思い
交配に使用しました。
この仔の体部の黄色が他の親魚より濃く有って茶色の斑紋の少ない仔だったから使用しました。


右の写真4
採卵後も黄色の濃さは持続しています。
黄色の強い発色が見られれば良しと思っていますが、今日(6月3日)現在では稚魚に黄色の発色は未だ見られません。
この仔が雌の親魚です。




左の写真5
写真5~写真7までは2番手の(4月21日採卵の穂竜の稚魚です。尾が少し窄んで来たように見えます。
今日現在に約300尾飼育していますが、穂竜愛好会会員の皆さんには是非ともこの仔達の
里親に手を上げてくれるような仔に育って欲しいな~と願っています。



左の写真6

左の写真7
左の写真8
穂竜の交配で、どうしても避ける事が出来ないのは先祖返りの仔の出現で有ります。
この写真では左の8~9センチのメモリ上に写っているのが「穂竜」になると思われる稚魚で、右に写っている仔は3尾共に「藍竜」又は「黒竜」の色柄に成長する仔と見てます。
同じ腹の仔でもこの様に色柄の先祖返りの仔の出現も見られます。
左の写真9
上の写真8と同じく写真では下の2尾の仔(
右向きと上向き)は穂竜の色柄に成長する仔で、写真では上3尾(何れも右下を向いている仔)は共に藍竜か黒竜の色柄になる仔と見られる仔達です。一応どの様に育つかを見るために飼育してます。もし、読みが正しければ無地の藍竜では穂竜より色柄的には下位になるのです。(先祖返りなのですから)


左の写真10
やっと鱗の成長が見られ始めました。パール鱗の出現です。
一枚一枚の鱗にパール鱗が載り始めたのが見えますか?。写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大しますとパール鱗が良く見えます。

左の写真11
左にいる仔はパール鱗が現れ始めた仔で、
右に写っている仔はパール鱗が載らないのではと思われる仔です。
お腹の線がすらっとしている仔はパール鱗の
遺伝子を持たない仔の様で大きく育てても
パール鱗の出現は見られまい事があるので
早い内からの淘汰が必要です。
勿論、パール鱗の無い仔は先祖返りの仔です。
穂竜系の金魚は色、鱗、肉瘤、出目と錦魚の中でも体形的に最も進化させた錦魚なのです。それだけ先祖返りの反応の多い錦魚です。

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