今年の仔の第一回目の選別

2022/05/05

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 前回で今年の仔の選別は7日頃?と書きましたが、7日まで待ちきれませんでした。
数(針子の)が多くこのまま7日まで選別を引き延ばせば何か事件が起きそうな予感がしての選別(水換え)でした。
孵化稚魚が一週間も小さい容器に詰め込むと酸欠状態になる。孵化後一週間も経れば急に大きくなり酸素消費もおおきくなります。この様な酸欠状態を引っ張ると鰓捲れを発症するのではないかと思うのです。
鰓捲れの原因は鰓と膜が同じ比で発達するので無く、膜の発達が鰓蓋の軟骨の発達よりも遅いのです、なので、反ってしまうのです。人間も成長期(小学生~中学生の頃)足の骨と付随の筋肉の成長がズレると筋肉痛が始まるようにです。なので「反り鰓」は成長期の病気の後遺症と言う事ですが、酸欠による鰓の腫れからも骨と膜の比が崩れるのではないかと思っています。針子の間に鰓骨と鰓膜の比を崩さない飼育をと思うのですが知らず知らずのうちに「反り鰓」作りに手を貸しているのです。
「反り鰓」の治療には鰓膜を切ると良いとの事ですが、そのタイミング(反り初めと場所)が有る様で自分は未だメスを入れた事はないのですが、ベテランはしょっちゅうはさみかメスで幕を(鰓膜)数か所(ペラペラの鰓幕を切るのであって鰓骨は切らない)切るようです。
鰓骨の反りが目立つようになると手遅れになって膜を切っても反りは治りません。酸欠の恐れが有れば(孵化稚魚の数が多い)早めの選別(大きい飼育容器)を行います。

写真左1は餌を開始して6日目の無選別の黒青竜の針子。飼育容器水底一面に見られる。




写真左2、一回目の選別は上から見て尾の開き(桜尾)だけを重点に選別しました。
3回目位までは尾が大事ですので自分は尾だけ見て選別しています。



(写真左3)このグループ(黒青竜)は3分の1残しました。3分の2は自然に返しました。絶対に大きくなりません(自然界では針子は育たない!。




(写真左4)5月5日までには採り逃がした
交配をと考えていましたが、気温の低下にて
産卵管が萎縮しっぱなしで産まず!。
昨日の太陽が沈むと三日月(5月4日の月)快晴の為冷え込みました。これでは産みません。写真は左上部の民家のテレビのアンテナの先端上部の三日月。この日は雲一つ無い快晴の日暮れ。

(写真左5)三日月を拡大しました。
明日から最低気温が上がる様です。
来週後半から再度色柄の挑戦をします。




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