前回のその①の体形の説では(頭部)でしたが、今回のその②は(腹部)です。腹部についての見方は、審査規定の第二条 の三、腹:背と一帯にして尾との間隔が適当で有り且つ丸形に限りなく近いもの。と記されています。珍珠鱗の事は、第一条の三に少し触れられているだけですが、穂竜系の金魚の審査対象の重要な部分なので、ここに写真で見本の説明をしておきます。又、第四章 審査規定の第八条の減点対象の基準も書かれていますので、その事についても説明しておきます。
👈の写真1穂竜とは、鱗の黄色をこの稲穂の籾の様な色に、そして基礎色を(青文色)を秋の空の色
に近い色柄を目標にして改良を進めた金魚ですが、イメージ的には、まだまだ改良途中の金魚です。
👈の写真2
カルシウムが鱗に沈着することによって稲穂の籾を並べたようにも又稲穂が稔って垂れるようにも見えるのが特徴です。この写真の左の仔の鱗(パール鱗が)が、黄金色の稲穂に見えます。
👈の写真3
基礎色(基の発色の色でこの場合は青文の色)がもう少し濃い藍色であれば綺麗に見えるのですが・・・
👈の写真4
この仔の尾筒の色が青色に近い色です。
減点は①腹部の丸さが少し足りないのです。
それと②腹部から背に発色の黄色の鱗にはパール鱗が(カルシウムの沈着が)見られないので大きな減点になります。青文色と黄色の発色が濃いので、パール鱗の強い相手の交配を考えています。
👈の写真5
穂竜系の金魚の特徴である腹部の丸みが良く出てますが青色が足りません、体部全体から感じる色柄は下位になります。いくら体形が良くても色柄が汚れた感じでは、観賞価値が下がる良い見本です。
👈の写真7
変わり竜の「黒青竜」です。頭部が黒のと尾が襞スカート柄なので「黒頭黒青竜襞スカート」です。特に写真では上の仔の背ビレ近くの鱗にはカルシウム沈着が小さく(少ない)減点なのですが、透明鱗の特徴の浅葱色が綺麗に見えるのです。変わり竜の特徴の浅葱色が良く見える仔の場合はパール鱗の小さい事は目をつぶって審査するのが良いと思うのですがどうでしょうか?
👈の写真8
写真の仔も黒頭黒青竜襞スカート柄の仔です。写真7の上の仔と似た色柄です。背びれ近くの鱗のカルシウム沈着が少ないため浅葱色が濃くきれいに見えます。上の仔が雌でこの仔は雄の様です。ペアで有れば交配したいですね。
※写真をクリックしますと拡大されます。拡大してご覧ください。パール鱗が良く見えます。シリーズに使用の写真は全て当歳魚の今です。👈の写真9
この仔も黒頭黒青竜襞スカートです。体部に黒色の斑紋が少ないのと透明な鱗にカルシウムの沈着が多いので浅葱色が薄く見え体部全体が写真7の仔や写真8の仔より明るく見えます。この仔も親魚第一候補です。大きな白色の鱗が背びれ近くの鱗にまで載っているので、満点のパール鱗です。
穂竜系の金魚の体部の丸いのは珍珠鱗系の金魚との交配の影響です。珍珠鱗を持つ金魚の体型がピンポンの球やソフトボールの球の様に丸い形なので丸さが強いほどパール鱗が載ってきます。逆に長手の体型の金魚にはパール鱗は載りが悪い傾向が見られます。例として黒出目オランダ獅子頭の様な長手の体型の仔にはパール鱗の載りは良くないです。なので穂竜系の金魚は体部が丸いとパール鱗が載るので、体部はカルシウムの沈着イコール丸いが条件になります。
に近い色柄を目標にして改良を進めた金魚ですが、イメージ的には、まだまだ改良途中の金魚です。
👈の写真2
カルシウムが鱗に沈着することによって稲穂の籾を並べたようにも又稲穂が稔って垂れるようにも見えるのが特徴です。この写真の左の仔の鱗(パール鱗が)が、黄金色の稲穂に見えます。
👈の写真3
基礎色(基の発色の色でこの場合は青文の色)がもう少し濃い藍色であれば綺麗に見えるのですが・・・
👈の写真4
この仔の尾筒の色が青色に近い色です。
減点は①腹部の丸さが少し足りないのです。
それと②腹部から背に発色の黄色の鱗にはパール鱗が(カルシウムの沈着が)見られないので大きな減点になります。青文色と黄色の発色が濃いので、パール鱗の強い相手の交配を考えています。
👈の写真5
穂竜系の金魚の特徴である腹部の丸みが良く出てますが青色が足りません、体部全体から感じる色柄は下位になります。いくら体形が良くても色柄が汚れた感じでは、観賞価値が下がる良い見本です。
👈の写真7
変わり竜の「黒青竜」です。頭部が黒のと尾が襞スカート柄なので「黒頭黒青竜襞スカート」です。特に写真では上の仔の背ビレ近くの鱗にはカルシウム沈着が小さく(少ない)減点なのですが、透明鱗の特徴の浅葱色が綺麗に見えるのです。変わり竜の特徴の浅葱色が良く見える仔の場合はパール鱗の小さい事は目をつぶって審査するのが良いと思うのですがどうでしょうか?
👈の写真8
写真の仔も黒頭黒青竜襞スカート柄の仔です。写真7の上の仔と似た色柄です。背びれ近くの鱗のカルシウム沈着が少ないため浅葱色が濃くきれいに見えます。上の仔が雌でこの仔は雄の様です。ペアで有れば交配したいですね。
※写真をクリックしますと拡大されます。拡大してご覧ください。パール鱗が良く見えます。シリーズに使用の写真は全て当歳魚の今です。👈の写真9
この仔も黒頭黒青竜襞スカートです。体部に黒色の斑紋が少ないのと透明な鱗にカルシウムの沈着が多いので浅葱色が薄く見え体部全体が写真7の仔や写真8の仔より明るく見えます。この仔も親魚第一候補です。大きな白色の鱗が背びれ近くの鱗にまで載っているので、満点のパール鱗です。
穂竜系の金魚の体部の丸いのは珍珠鱗系の金魚との交配の影響です。珍珠鱗を持つ金魚の体型がピンポンの球やソフトボールの球の様に丸い形なので丸さが強いほどパール鱗が載ってきます。逆に長手の体型の金魚にはパール鱗は載りが悪い傾向が見られます。例として黒出目オランダ獅子頭の様な長手の体型の仔にはパール鱗の載りは良くないです。なので穂竜系の金魚は体部が丸いとパール鱗が載るので、体部はカルシウムの沈着イコール丸いが条件になります。
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