穂竜と言う金魚を考える、3

2024/07/27

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 金魚は観賞魚!。形と色柄を観賞する。特に穂竜の作出者の責任として、その何方も兼ね揃えた金魚の固定に気を配りながらの交配を続けて居ますが、原種(鮒)の遺伝子は強力に配置されているのか、少しの改良(チョロコイ変異)の塩基配列変化では忽ちもとに返ってしまうのです(先祖返りの現象)。
今年の交配でも多くの親魚を使用して春の採卵シーズンに3回に分けて穂竜の採卵をしましたが、今の所、思う様な成果は未だ見てません。
その穂竜の現在の姿を写真でご覧下さい。

👈の写真1
今日の写真の仔は全て4月16日採卵の仔達で、雌親は3尾を使用しています。勿論、どの仔がどの親の仔かは不明です。写真全部がピンボケで見にくいのは我慢して下さい。
薄い焦げ茶色の鱗はやがて黄色に退色(変色)する予定です。あくまで予定なので黄色に変色(退色)しない場合は先祖返りの鮒色に近い色に見える様になります。この様な鮒色に近い色柄の仔は全て穂竜とは言えません。

👈の写真2
写真1(上)の仔と対比して見れば少し黄色に(茶色が黄色に変化している)見える仔を写してみました。基礎色の青色の面積がもう少し広いと良いのですが、黄色に退色しても黄勝の色柄の穂竜になります。
👈の写真3
写真1から写真5までは茶色が黄色に変化してくれるかもと期待の仔達です。写真6から写真7の仔は色的に戻らない(先祖返りの遺伝子の強い仔と認識してます。体色が焦げ茶色の進む仔になれば色柄的には下の下で審査対象外の仔です。幾ら形が良くてもです。
👈の写真4
※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大しますと色柄も少し見やすく、確認が出来ます。
👈の写真5
👈の写真6
写真6と写真7の仔は、もう今から飼育気分の持てない仔なのですが、もう少し飼育して見ます。
👈の写真7
何とか黄色に変化しないか?気分の落ち込みの重い仔達です。一般には悪いイメージの方に変化します、兎に角しんどい仔達です。
👈の写真8
先祖返りはどの様な生物でも起こり得ることですが、金魚の場合は特に多いのですが、我が家の金魚池の側の、カイズカイブキ国道との境に植えました。私が友人宅から選定した枝を挿し木して育て上げた苗木です。大きく育ち道路側にはみ出す様に見える為、庭師氏に大きく刈り込みを依頼しましたところ、
写真の様に「先祖返り」を見せています。
指先の枝がそれです。
👈の写真9
強めの刈り込みをすると「カイズカイブキ」は必ず先祖返りの枝が見られる様になります。

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