穂竜と言う金魚を考える、2

2024/07/25

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 穂竜と言う金魚を考える、(2)では金魚は観賞魚、形と色柄を観賞する、形は色柄が終わってから考えを話しますので、先に穂竜の色柄の話をします。
穂竜の色柄の話ですが、金魚の色柄は先祖返りが激しくて遺伝子の特性をする事が必要かと思うのですが、かく言う私もよく理解出来て居なく暗中模索の状態であります。しかし、穂竜の交配を行う上で自分でしっかりと気に入った色柄をイメージしそのイメージに添った色柄の親を使用する事から始める事が第一と考えています。私は「第一回 金魚日本一大会」に出品した仔は「穂竜」と言って、今で言うところの「藍竜」を出品していました。しかし、藍竜は青文魚の色で成魚は黒色の濃い一色の色の金魚なので、刻刻変化する現代社会に住む現代人には
直ぐに飽かれるので、何かインパクト(商品価値)をその魚に持たせるよう助言を頂き、自分もそれを(愛好者が長期にわたって飼育して下さる事)願って、インパクトとは何か?と考えた時、色柄を藍色に加える事しか浮かびませでしたし、色柄なら遺伝子の変異を表現できるのではと考えたのが始まりでした。その色も穂竜と言う意味から稲穂=黄色と言う意味にもつながるし。前回のシャインマスカットの味(糖度アップ1有名で有ります7度から20度)を高める交配の為に費やした年月は33年の歳月も必要だったと書かれています。穂竜とかんこ言う金魚は作出した当時は「藍色一色」の色でしたので、この一色の金魚に黄色を発色させる(2色に発色させる事は)事は無から黄色を呼び起こす無謀に近い配色だったのです。藍色一色の金魚に黄色を表現させる事に10数年の歳月を必要としました。今でこそ黄色の金魚(ゴールデンコメット等)を見ますが、私が黄色の色を藍竜その物から変異を求め秘かに交配を続けて居た事は何方もご存知なかったのではないでしょうか?しかし自分一人では設備や年齢等、全てで限界が見えて来ました。勿論、現在穂竜を交配させて繁殖させていらっしゃる多くの方々が、私の穂竜の繁殖のさせ方のポイントはご存知ないのです。前回ブドウ(シャインマスカット)の繁殖をK国やC国で行って肝心の味を落としてしまって(先祖返りの現象)只のマスカット味にしてしまった事は有名で有ります。ブドウの糖度を少しでも高める交配をK国やC国の葡萄農家の方は知らなかったのです。同じ事が(穂竜の黄色の斑文を表現させる事の難しさ)が言えるのです。つまり穂竜同士の交配も先祖返りの現象を伴って藍竜に返ってしまうのです。一回の交配でも先祖返りの現象を誘導すると二回目(F2)では、もう絶望的に元に戻らない先祖返りの遺伝子と成り果てます。
昨年の仔(2歳魚)の穂竜をご覧下さい。

👈の写真1
この2尾の仔は左右の仔の大きさが違いますが写真では右の仔が小さく見えますが、実物は少しだけ小さいのです。2色の配色になって見えますが、基礎色の青色が秋空の色に近い青色に発色してます。
※写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大してご覧下さい。

👈の写真2
この写真は写真上の右の仔を単独に写したものです。尾がスボなのですが仔のスボ尾で削除していますと、この青色はお目にかからない色です。
写真1の仔を2尾共に来シーズンの採卵には
親魚として使用したいと思っています。
👈の写真3
この仔も青色が綺麗な青色の仔です。写真上の仔と同じく、尾で捨てていますとこの青色は再びお目にかかれません。この青色が大事なのです。理由は写真4の説明で近いして頂ければと思います。写真1の左に位置する仔です。

👈の写真4
この写真では上に見える仔の形は素晴らしいのですが、少し青色が濃いのです。それでも
他の藍色に比べれば青色が綺麗に見えます。上の仔の尾は丸い腹部より広く張り出して形としては(尾の形の事)素晴らしい張りを見せています。只個々の写真の仔の黄色は少し茶色が混じっているのが斑紋と言うより、汚点に見えます。この汚点(茶色)を消す事が大事になります。

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