孵化稚魚(金魚)に与える餌で、今が旬の餌はこれ!。

2024/07/18

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 今年は五花竜の採卵を行い(昨年はF1)今は多くの五花竜の稚魚(F2)を飼育しています。
養鯉家さんでは色揚げの餌は絶対の餌だそうで、この餌を(色揚げの餌の事)使用しないと商品価値が(鯉の稚魚の値段に影響)大きく下がる様です。そのように使用効果が著しいのです。勿論、金魚にも使用すると変化は大きい様ですが、少量の金魚の稚魚には値段が気になるのです。それと同時に我が国では、金魚は形に重きを置く観賞の仕方なので色柄には関心が薄いのが実態なのです。でもでも金魚の観賞は色柄に重きを持たないと飽きられる時代になって来ました(これまでの様な形のみを重要視する魚種の魚は値段の下落でそれが理解出来る)。
それが某県の天然記念物(天然記念魚)であっても、同じ事が言えるのです。値段が下がると言う事は魅力に欠けるので有って飼育する方が激減りしますから直ぐに解ります。穂竜系の金魚の形や色柄を絶えず進化改良を進めることにより、金魚愛好者の関心を引きつける努力は続けたいと考えています。
今日は孵化稚魚の日齢時の今に、必要な色揚げの餌を紹介いたします。

👈の写真1
金魚の稚魚も色揚げの餌は必要です。その餌は写真の図に書かれている「ジンタン藻」でミジンコ浮草との呼ばれている浮草で何処にでもある藻ではなく、限られたところでしか見ません。ミジンコを採取に行ったときに一緒に付いて来たものを我家で増やした所、毎年繁殖してくれます。
繁殖力は抜群で採っても採っても増えます。金魚の採卵時期から秋まで採取可能です。
丸い円の中はミジンコ浮草の成分分布図になって居ます。その他28 、5%がカロチノイド色素やビタミン類です。蛋白質も48%!。無料で得られ素晴らしい餌です。

👈の写真2
ミジンコ浮草の含有養分は(成分図から)どれをとっても素晴らしい栄養価の高いものです。特にカロチンは浮草でしか摂取出来ない栄養分で赤色の主成分になります。その含有量の高いのに注目です。
この様な栄養価の高い天然の餌を与え無い事はもったいないことです。
写真は我が家のブルーシートの池でのジンタン藻の繁殖で左右2面で培養してます。
👈の写真3
ブルーシート池はミジンコの繁殖池にしていますが、タマミジンコは一回のみ繁殖し、一週間程で消えます。あとはこの様にミジンコ浮草が水面一杯に繁殖します。
この写真はしゃしん2の左の池を大きくしたものです。

👈の写真4
ミジンコ浮草を綺麗に洗ったもので、今時期には毎日この位の量を採取できます。左右2面有りますから毎日採取可能です。
👈の写真5
ミジンコ浮草のみの繁殖でなく、普通の浮草も繁殖します。この浮草は殆ど食べません。
親魚でもミジンコ浮草とこの普通の浮草を同時に入れるとミジンコ浮草だけが食べられて居ますがこの浮草は何時までも残っています。この浮草はミジンコ浮草の無い時は親魚になると食べます。
👈の写真6
ミジンコ浮草を池に投入した時の写真ですが
金魚にとっては、水面に浮かんで、夏日の強い光の日陰にもなります。
👈の写真7
カロチン色素と言えば、食べ物からしか補えません。リコピンというトマトです。種から植えました。このトマトにはリコピンが沢山含んでいるようです、そのリコピントマトがようやく少し色が見えて来ました(左のトマト一個だけ)。

👈の写真8
金魚池の側で家庭菜園のトマト。トマトは3種類植えてます。昨年のトマトから種を採って、冷蔵庫保存で春先に種を蒔き、今やッと食べられるようになりました。

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