これからの魚の管理、その2

2023/01/31

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 今日で一月も終わり、明日からはもう2月、2月は逃げると言われ、いつの間にか終わると言う。で、2月の金魚の管理が意外と大事!。冬眠中なのでなにもする事が無いはずですが、
ついつい金魚に手を出してしまう。水換えとか餌を与えてみるとかです。2月中旬以降に水換えをすれば、それだけで金魚の世話は宜しいのだけどね、私の場合はついつい餌を少しだけならと与えてしまうのです。いけないと解っていてもです、我慢!、我慢!と、今年の2月は餌を与えない事にします!。
2月の金魚の飼育管理を先人の教えを写真でお見せしましょう。「そんなこと解ってる!」とお叱りを受けるかも知れませんが、解っていても失敗をする方も(自分を含め)多いので。

👈の写真1
何回も、何回もお見せしている香川県の年間気温のグラフです。採卵時期を拡大したグラフですが地球はキチット表現しておりこのグラフも毎年殆ど同じです。

👈の写真2
当地(赤穂市)の日照時間(月間)グラフです。上記気温グラフと同様に毎年殆ど同じです。地球の自転は同じですから。
全ての生物は気温と日照時間から一年の季節を知るのです。金魚も皮膚(側線)と視覚(眼)のセンサーで季節を知る様です。
結果、体のホルモン系を刺激、繁殖準備に入ります。


👈の写真3
日照時間と測定方法の説明です。
簡単だと思っていましたが中々難しいですね~。




👈の写真4
当地(赤穂市)の年間季節温度などの一覧表です。


👈の写真5
花は凡そで咲くと考えていましたが、上記の温度や日創時間によって開花します。
見事なセンサー感知によって季節を知る様です。天候の関係で開花は前後数日のずれが有る事はありますが、
日照時間を上手く利用し修正をしながら開花を決めているようです。
写真は兵庫県の花暦表の一部。

👈の写真6
金魚の産卵に桜の開花が利用されます。
先人は桜の開花後約3週間後の採卵が良いとされています。理由は植物プランクトンの発生が此の時期だからで、この植物プランクトンを餌にした動物プランクトン(ワムシ、ミジンコ)が爆発的に発生し孵化稚魚(金魚の針子)の餌の時期に一致するからです。


👈の写真7
30年以上も前に農家に配られた家庭菜園と書かれた表です。気温と木々の開花、の温度が書かれていますが、写真1のグラフが一致します。花の開花は太陽光や気温を利用しそのセンサー感知の正確さは驚くべきです。
驚くべきことは、この写真表での桜の開花は11.0℃と下一桁までの正確さです(満開時の温度はもう少し高い)。金魚の温度センサーも我々が思っている以上に正確に感知してます。そのセンサー感度を人工的に乱さない様に飼育したいものです。何回も書きますが、飼育容器や飼育場所の違いが有って温度や日照時間を正確にセンサーが感知できない事が有ります。此処に書いているのは屋外で人工の手を加えていない飼育を書いています。人工の手を加える事はセンサー感度を乱す事を意味します。菊の電照栽培や野菜の温室栽培は人工栽培です。

※ 写真の字が小さいので写真をクリックしてご覧下さい、写真をクリックしますと2倍に拡大されます。

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