今期最終の冬将軍になるか?

2023/01/23

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 飼育金魚の越冬のさせ方は各自飼育槽や飼育場所によって水温や常時当たる光量が違います。
なのでどの様な場所や飼育水量での越冬条件がまちまちなのでこの方法がベストとは言い切れません。只言える事は野生の鮒の越冬の仕方が基準になるのではと考えています。
当地は(赤穂は)田舎なので昔から鮒は小川には沢山泳いでいますが、近年は外敵が増えその数も(鮒の数)減っています。でも、私が子供の頃に見た鮒が冬眠している場所は河岸の石墨の隙間だったり、川底に積もった落ち葉の中で有ったりでした。金魚の越冬の仕方も鮒の様に
暗い所で天敵に見つからない場所にて静かに越冬するものと思います。此処で静かにと書きましたが冬眠中にウロウロと泳ぐことは餌を切っている金魚のエネルギーの消耗に当たりますので金魚にとっては死活問題になるので静かに動かせない事が第一と考えるのです。

もう一度念のため書いて置きます。冬眠中の金魚は餌を切ったら薄暗くして眠らせてしまうと動きが悪くなり、秋口までに蓄えたエネルギーを、春先まで持たせる(維持する)事なのです。鮒も冬の自然は全く餌が消え餌を捕る事が出来ない、それが冬の自然の姿です。冬眠する動物は餌が無いからで、餌を求めても冬は餌が見つかりません。餌を求めても死を意味しますので遺伝子的に個体は冬眠して凌ぐように出来てます。
冬眠中なので、4月の採卵の親魚をどの様な基準の親を使用すれば良いかを書いて見ます。
以下写真を見ながら自分の持ち魚をベースに書いて見ます。

👈の写真1
獅子頭です。獅子頭は神社に奉納されていて大体雄雌一対で奉納され、写真の獅子頭は雄の獅子頭と思われます。
獅子頭の大きさは成人の頭がすっぽりと頭に入ります。舞ってる人の顔が明けた口から見えます。舞ってる中の人間は開けた口から周りの風景が見えるのです。獅子頭の鼻の穴からは何も見えません只只空が見えます。

👈の写真2
当地の日吉神社に奉納の獅子で祭日には村々個々の家々に獅子舞いを舞います。我が家にも獅子舞いが来ました、その時の写真です。右上に天狗がチョコッと写っています。獅子頭の頭部てっぺんをよく見て居て下さい。
余談ですが自分も青春時代に6年間この獅子の舞子でした。青年期だけ舞える過酷な世界です。若者でも獅子舞いの練習には約一ヶ月毎日3時間の練習をして体を鍛えます。
👈の写真3
この写真の「赤出目オランダ獅子頭」は2022年から50年前の1972年9月29日日中国交正常化の記念日のお土産に当時の田中総理
が中国から記念に持ち帰った金魚の中にこれ等の金魚が居たと言う。その記念の年の一年後に私の家に来た錦魚です。静岡県まで行って買った来ました金魚です。気に入って買ったのですが、我が家では残念ながら一年も生きては居ませんでした。この写真の仔は見事なふんたんの発達した獅子頭です。写真2の獅子頭と比べれば獅子頭と呼ばれた意味が理解出来ます。
👈の写真4
同じ様な時期に我が家に来た「黒出目オランダ獅子頭」です。この仔が穂竜系の元祖になります。当歳の夏(7月)我が家に来ました。2尾購入しましたが奇跡的にペアーでしたのでその仔から始まります。大きく喰い込ましたためふんたんと肉瘤の発達がイマイチですが数々の戦績を残した仔です。雌は後に白化(羽衣)してしまいました。


👈の写真5
昨年の仔です。勿論、「黒青竜」で、10月撮影なので、口先と並ぶふんたんは発達してます。尾の開きも良いですので親魚候補ですが、ふんたん部に赤色が見えるので、どの様な雌との交配が良いか思案中です。眼幅も有って綺麗な獅子頭に成長する予感がします。
形から雄魚と見てます。



👈の写真6
ふんたん部の発達がイマイチの仔ですが浅葱色が綺麗な仔ですがその分鱗にカルシウム沈着が少なく見えます。写真では尾の張りも少ないので数年後は尾はもっと狭くなる仔です。金魚は頭から尾まで横幅が有る事が進化の証明ですので幅のある仔を残す用に選別しましょう。特に穂竜系の金魚はふんたん部の発達が浜錦と違うのです。出生魚が違うのです。似て非なるのです。

👈の写真7
体部の前部に黒色の斑紋が少ない仔です。この仔のふんたん部も貧弱さを感じます。
体形から雌魚ではないかと思います。



👈の写真8
この仔もふんたん部の乏しい感じを持たれる仔でそのふんたん部が赤みが見られ、写真5の仔と同じ腹の仔では無いかと思います。
兄妹でも色んな仔が産まれます。尾の開きもイマイチの感じです。


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