自然の掟(ルール)

2023/01/17

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自然の掟とは地球の一年を言っております。春が着て夏、秋、冬のそれぞれの季節は生物全てが適応し毎年経過するのです。一年一年を経験して一生を終わるのです。人間も金魚も同じです。 今回は私の育てている果樹の一年を見ながら、ボケ咲き(季節外に花を咲かせる事)や、早採り(季節外に産卵や収穫を指す)事が、危険かを検証したいと思って書いています。
先ず、我が家の果樹の一年を見せます。

👈の写真
一月のスモモの木です。既に枝には小さな花芽が付いてます。桜の開花前に咲きますので
この花芽も3月下旬には開花が見られるでしょう。今の所、これら花芽は平年と同じ様な成長です。


👈の写真2
人差し指と写っているのは平均的花芽と葉芽で、枝に小さく左右に突きでているのが花芽で、中央に左右の花芽より小さい尖った芽が葉芽です。これらの芽は、気温と太陽光が強くなればセンサーが感知し一斉に活動が始まります。桜もスモモも花芽の方が先に大きくなるので葉芽は花が散って始めて見られるようですが、花の下で隠れる様にしっかり成長しています。

👈の写真3
枝と葉と芽の位置関係です。写真は枝が下に伸びているように見えますが実際は葉を上に見れば良く位置が理解出来ます。春に芽生え秋には葉芽、花芽が完成してますので、何らかの影響で秋の落葉前に葉が落ちると慌てて芽吹く(この場合も花芽も咲くボケ咲きの事)のです。ボケ咲くと来春の芽が出来ない内に秋が来て冬になるので、来春には花や芽が無い枝になるのです。当然来シーズンには花は咲きません


👈の写真4
アケビの花芽と葉芽です。



👈の写真5
この写真もアケビの花芽です。

👈の写真6
アケビも葉と芽の位置関係をお見せしています。葉からと根から吸収、生成(合成)された栄養が近くの芽に蓄積されます。
何らかの理由で(病気や毛虫によって葉が無くなった)葉が傷んだり食い荒らされると、栄養の蓄積が出来なくなります。

👈の写真7
イチジクの強剪定(一芽残して後の枝は捨てる事)後のイチジクの木です。

我が家の果樹は全部剪定します。このイチジクの木も自分で剪定しました。


👈の写真8
指先の丸い所から、時期が来れば芽が出て来ます。同じ様な薄い丸は(指先の左の丸の事)葉の散った後です。


👈の写真9
剪定前の枝先で、この枝は来シーズンまでそのままにします。先端部は芽です、黄緑色の丸いものはイチジクの実になる部分で来年の6月には花と言って食べられる実(大きなイチジク)になります。

※ 植物の場合は芽に気温や太陽光に対し敏感な感知センサーが発達しています。勿論!
動物には植物に勝るとも劣らぬ温度センサーが有ります。金魚の場合も感知能力の鋭い温度センサーと光センサーを遺伝的に持ってます。そのセンサーの御蔭で種の保存を保っているのです。センサーを人工的に管理しますと
季節センサーが狂い始めます。金魚が季節外の秋に産卵したりします。もうこれは完全にセンサーが壊れているのです。金魚や鮒が秋に産卵するのは、自然界では死滅に繋がります。
卵が温度が足りず孵化しないからです。孵化しても稚魚の餌が無いので孵化稚魚の死滅になります。人工餌や加温によって育てても、味のある金魚に育ちません。トマトや野菜や果樹でも温室(ハウス物)で育成ものでは、旨みが出ません。金魚の穂竜でも目の出が悪かったりします。早採りなのでその分大きくは育ちますが、肉瘤の乗りが悪かったり眼幅が狭かったり(顔が体の割にたいしに対し小さいのです)します。


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