身近な自然の摂理、9

2021/12/07

身近な自然の摂理

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 自分が現役の時、観賞魚飼料メーカーの餌(有用菌混入の餌)を、本当に生きた細菌なのか?の検証の意味で飼料の細菌培養を試みた事が有ります。培地に滅菌水で飼料を溶解し、その溶解飼料を培地に培養、その際に培養温度を設定し以下の温度にて培養しました。

 ① 孵卵器(37℃設定)
 ② 晩秋の室温(12℃前後)
 ③ 冷蔵庫(6℃)

結果・・・
①24時間で無数に発育、飼料に記入通りの結果の細菌数でした。
②発育が遅く、4~5日の発育でしかもコロニー形成が小さい。完全に発育するには一週間位の時間がが必要。
③冷蔵庫内での温度では一週間後でも、一般細菌は、休眠して培地には発育は見られない(コロニーの形成は見られない)。

このコロニーの確認が出来ない培地(③の培地)を孵卵器で培養すると①と同じ様にコロニーを確認しました。

結論・・・
細菌は植物になるので、培養する場所の事を培地(培養する土地の事)と言い、生えた菌の集団をコロニーと呼び、それらを「株(かぶ)」とも呼ぶ。
コロナ肺炎はウイルスによるものですが、これも細菌に習って「ウイルス株」と読んでいるようです。つまり、植物の呼び名です。
前置きはそれぐらいにして置き、細菌培養の結果ですが10℃前後では餌に混入の細菌の発育は一週間位の時間が必要なのです。

この事をよく理解しますと、金魚の飼育温度(飼育水温)が10℃~12℃前後ならば「餌は一週間に一回」と書かれている意味がご理解出来るのではと思います。

飼育水温が10℃以下ならば「餌」を切る(与えない)。この事は腸内細菌の消化が期待できない。つまり、消化不良を惹起すると言う意味です。冬の水温では、金魚自身の消化液も分泌が落ちてしまって居るのです。これは自然の摂理なのです。

来春までなるだけ体力を消費しない様に冬眠させるのですが、我が家の仔達はまだまだ元気よく動き回っています(12月6日現在)。



 写真(上)気温が下がり始めた11月上旬の我が家の基本樹「スモモの木」です。剪定時期になりました。



 写真(中)スモモの木も剪定の時期が有って自分の「感」、でその時期を決めて居ます。で、その時期が来ました。剪定を一度にしますと疲れるので、今年も5日を掛けて行いました。大きな木で「株元」には瘤が見えます。木の事を「株」と言います。株元とは地面との境界付近を指します。



 写真(下)剪定した枝を縛りました。知人が燃してくれることになってます。全ての葉が落ちる日ももう直ぐです(休眠に入ります)。




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