身近な自然の摂理、13

2021/12/18

身近な自然の摂理

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 今朝の気温は3℃、もう当地は今期最初の冷え込みです。それでも何度かは暖かい日は来ると思いますが、金魚は完全に冬眠に入りましたので餌を切って居ます。なので、今日は金魚に関係のない植物の話です。

我が家の納屋(倉庫)前の道は学童通学路になって居ますので園児等も通ります。その時期に納屋前で学童などと顔が合うと、時には「おはようございます!」と声を掛けてくれるのです。自分もその子達に負けずに「いってらっしゃい」と返事する事にしてます(老人の存在を記憶してもらう為に)。

納屋の中に居る有る時、園児らしき子が「この花は毒が有るから触っちゃダメ!」と言ってる声が聞こえました。

納屋の戸を開けて見て見ると、数人の園児が母親に手を引かれ登園してる所でした。



 写真(上)園児が触っちゃダメ!と言った花は「ドイツスズラン」です。我が家の納屋の入り口に20年も前から毎年咲き続ける花です。亡き相棒が植えていたもので、手入らしきことはしていないのですが、この様に綺麗に咲くのです。
以前に有る処の民家の軒下にスズランの鉢植えが並んで置かれ見事に咲いていたのを記憶していますが、この道を(納屋の前の道端のスズランの満開を見て)通る方の印象に残ってくれれば有難いと思って、今年も芽吹く時期に肥料を(餌を)施して置きましたら、この様に綺麗に咲きました。

スズラン毒はスズランに付く害虫の殺虫、殺菌作用が有るのでは? なので虫や細菌にヤラレタ記憶がこのスズランには見た事が無いのです。天然免疫(スズランだけが持つ特異的な防御機能?)なのでしょう。
この地に何年も生息可能なのは、実(種)を小鳥などに移動してもらわなくても良いと言う事になり毒を持って小鳥に食べられないよう進化したのです。又、鹿など草食動物にも毒で対応できるのであれば(葉にも毒がある)スズランは草花としては大きく進化した草花と言うべきです。



 写真(中)生物は全て春が有れば夏来たり、秋来れば冬が来ます。12月初めの「スズラン」です。これで今年も終わった!です。



 写真(下)宴の後始末をしました。春先には肥料を施す予定で居ます。来春(5月下旬の満開を思いながら)まで、お別れです。

 ※ スズランはスズラン毒を(コンバラトキシン)持っているのだそうです。この毒は花や実に多く、それを口にすると嘔吐、腹痛、頭痛、めまい、血圧低下等を起こすそうで、今まで何方も、このスズランでその様な発症の話を聞いていないので、今後もその様な毒害が無い事を祈りたいものです。





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