金魚は観賞魚、鑑賞の仕方は人それぞれの考えがあると思うのですが、私は金魚の形は他の観賞魚よ体形の変化が進んでおりますので体形の進化によってその部分の体型を観賞することが多く見られます。しかし、一方の色柄の鑑賞法はよく説明されておりません。穂竜系の金魚の色柄についても、その事(色柄)は上手く書かれていません。穂竜系の金魚の愛好の皆さんと色柄を整理しながらより良い話にまとめていきたいと考えて書いています。前回の黒橙竜の色柄もそれに入ります。
👈の写真1写真1から写真10までの仔は「丹頂五花竜」の当歳魚です。体部(頭部と尾は除く)に少しでも赤班が見られれば「五花竜」と呼んでいます。頭部が赤色に発色していても体部に赤色の斑紋が見られなければ「丹頂黒青竜」と呼びます。この仔の頭部は赤色に覆われて見えますが赤色の上に黒色のメラニン色素が薄く被さっているのでスッキリしない赤色に見えます。当歳魚の間はこのような黒赤の斑紋に発色してます。
👈の写真2
形は少し長手に見えます。ふんたんももう少し発達してほしい仔です。この仔達の頭部は全部の仔が黒色のメラニン色素が被さっていてスッキリしませんが、年明けの採卵の頃にはメラニンは消えるだろうと思っています(期待を込めて)。
👈の写真3
この2尾の右の仔は体部(鱗の見られる部分の事)に赤色の斑紋が見られないので「丹頂黒青竜」と呼んでいます。尾がスボ尾で貧弱に見えますが一応種親の候補として飼育します。
👈の写真4
写真4の仔をダブルで上げてしまいました。
この仔も頭部のメラニンが薄く載ってますが、消えると奇麗な赤色の肉留になることを期待して飼育します。
👈の写真5
👈の写真4
ダブルで使用してしまいました。写真4の仔です。親魚に使用します。
👈の写真6
写真の仔で左の仔は体部に赤色斑紋が見られない仔なので「丹頂黒青竜」です。体形から雌魚と見ています。
👈の写真7
赤色の斑紋は腹部の左か右側だけに同じような大きさの斑紋が見られるのは、アンバランスな斑紋と言えます。同じなら左右同位置にあればバランスの良いのですが。来期の仔は左右同位置同じような大きさの赤色の斑紋を持つ仔が生まれるのではと期待して交配を考えます。
👈の写真8
小さな赤色が2ケ所見られるので「五花竜」と呼ぶことにしました。
👈の写真9
写真8と同じ仔の様ですね~今気が付きました。
👈の写真10
鰓捲れですが親魚候補で飼育します。雄魚だと思います。赤色の斑紋がもう少し大きいと奇麗な斑紋に見えるのですが、斑紋が小さく数が少ないのでアンバランス(白色の部分が多く見えて)な配色になってます(下位の色柄です)。この仔の斑紋は無い方が良いのではと思われるのです。
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