金魚の病気の一例報告、2

2024/10/29

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 水温が低くなり始めると起こる病気の季節になりました。水温が下がると言う時期は当然秋が来たと言う事ですが、今までは変化は見られなかったのに金魚の動きが変な仔が見つかるのです。特に穂竜系の体部が丸い金魚はその傾向が有ります。つまり、浮袋の病気なのです。
浮袋の調節不全が原因ですが、色んな治療方法が書かれていますが、先ず、治療方法が無いのが現状です。色々な治療方法を書いたりしているのを見ますが、一時は完解を見る事も有りますが殆どが死に至ります。暖かくなると上手く泳げるようになった話はききますが、その様な個体は観賞魚としても意味が無いので諦めが必要かと思います。我が家の仔も既に2尾がその様な(浮いている)状態になっています。水温を上げたり飼育水に唐辛子を投入してショックを与えたりする事によって一時的な回復を見ますが、最後は落ちます。

👈の写真1
この2尾は共に転覆病です。でも、右の仔は何とか餌を捕りますが、時には腹を見せており時間の問題で、やがて腹が上に向きます。

👈の写真2
この様に腹部が水面に出てくるようになりますと充血や出血が始まります。この出血斑の下には浮く袋が迫っているのでしょうね。注射器で空気を抜くと泳げるという方もいらっしゃる様ですが・・・赤くただれた箇所にイソジンを塗布したりしますが、消えません酷くなるばかりです。小川に流しました。自然葬です。鮒との交配は絶対(100%)ありません!。
👈の写真3
同じ出血斑でもこちらは水底に擦れての充血
(褥瘡部分)です。この手の出血にはイソジンで対応しました。
👈の写真4
この充血斑は水質の悪化によるものと考え、水換えで対応しましたが、念のためこの部分にもイソジン液を塗布して置きました(鰓の後方の薄い赤色の鱗8枚ぐらいの部分の事)。

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