穂竜系の金魚(変わり竜の部の黒青竜)を考える、6

2024/08/04

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 今回からはタイトルを「穂竜と言う金魚を考える」から、「穂竜系の金魚(変わり竜)を考える」に改めます。穂竜系とは、穂竜の基本形は変わらずに「色柄」が変化した金魚を言うのです。その色柄の変化を楽しむ為に、多色の透明鱗(キャリコ柄)の色を取り入れて(交配させて)色柄の変化を表現させたもので、それらの金魚を「変わり竜」と呼んでおり「変わり竜」の仲間には①「黒青竜」や②「五花竜」が居ます。まだまだ色柄の変化を楽しむ為にも「○○竜」の見られる様に交配を考えたいとも思って交配を続けています。「穂竜系」とは、金魚の形の事で有って穂竜系の金魚の形は、色柄の話の終わった後の(2部)で説明して見たいと思っています。
前回までの「穂竜」の色柄の説明は、当歳魚では退色が進行途中なので、未退色なので、全てをお見せ出来なかったので、色柄のおおかた完了している「変わり竜」の部の「黒青竜」の話に移ります。黒青竜の現在の仔の写真をお見せしながら説明いたします。

👈の写真1
写真が前後になりましたが、写真1と写真3が今年使用の黒青竜の親魚の写真です。
頭部が黒い「黒頭黒青竜」特に各鰭も黒色の仔を狙っての交配でしたが、思う様な色柄の仔は産まれて来ませんでした。親魚を「黒頭黒青竜」を限定して交配に臨みましたがものの見事に外れて、産まれて来た仔の色柄は多彩で少しガッカリです。


👈の写真2

👈の写真3
この2尾も親魚に使用しました。外見は「黒頭黒青竜」そのものですので、私としては完全に「黒頭黒青竜」は固定されたものと信じて居ましたのでこの交配で裏切られた結果に気分は沈むばかりです。来春の採卵は戻し交配をも考えています。

👈の写真4
写真2と写真4、それに写真5は写真1と写真3の交配によって産まれた当歳魚の「黒頭黒青竜」です。この写真の中からも当然来春の採卵にはこの仔達同士の交配を考えており親魚に使用します(兄妹の近親交配)。
👈の写真5
👈の写真6
写真6と写真7は「黒頭黒青竜」同士の交配で有っても産まれた五花竜です。黒頭五花竜も産まれています。
👈の写真7
👈の写真8
写真8と写真9は共に尾の付け根が赤色をしている、来光柄の尾を持つ五花竜です。
👈の写真9
※ 写真をクリックしますと2倍に拡大されます。拡大して色柄を楽しんで下さい。
👈の写真10
写真10から写真12までは頭部が赤い赤頭「丹頂黒青竜」に近い柄の仔達です。写真の3枚は同じ仔を写しています。この仔達を来春の交配に使用して「丹頂黒青竜」の作出を夢見ています。
👈の写真11
👈の写真12
👈の写真13
この2尾は頭部の赤い五花竜です。特に左の仔の五花竜は良く目立つ色柄なので親魚にして赤色の大きい五花竜も見てみたいな~
この仔の頭部の眼幅も有るあるし、肉瘤も出て来るのでは!?そんな予感です。
※金魚の赤色は強い!。黒青竜の作出の為、何年もかけて赤色を消したのに、黒青竜同士の交配で一回で元に戻るなんてアンマリデス!。先祖返りの怖さがここに有りますので
皆さんも交配にはどれでも良いとは思わないで下さい。穂竜同士の交配でも、たちまち藍竜に先祖返りをしてしまいます。穂竜系の金魚は30年以上の年月を重ねていますが、一回でも他の種と交配しますと取り返しがつかなくなります。是非是非無駄な交配は考えないで下さい。

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