2月も今日でお終い

2024/02/29

t f B! P L

 2月も今日でお終い。早いね~、当然明日は3月、3月も早く過ぎる感じで終わるのか?3月からは急に気温も上がる様に添付の気温表が示しています。本格的(持続的)に餌を与える季節です。平均気温(水温も同じ)が10℃以上になると餌を開始と先人は書かれています。
色々な飼育方法が有りそれぞれが自己責任の上で飼育されて居られるからよろしいのですが、自分は自然の掟に従って飼育するのが無難と思っていますので暦の通りの飼育で行きます。
変則飼育で親魚を落としたくないからです。変則飼育は、それを理解してない方が行うのは事故の基になる事が多いのでご注意を!。
駄金を飼育されているのであれば、どう言う事もないのですが、このブログをご覧の方は「金魚をしています」と胸を張って言える方と思われますので飼育金魚の楽しみ方も考え参考にして頂ければと思いながら毎回書いています。
で、今回は採卵迄の少しの合間に書いて置きます。観賞魚の錦鯉の話を少し書きます。
観賞魚の錦鯉は形と色柄(色とは色彩、柄とは模様)を観賞しますが、形は早い段階で淘汰されていますので残っている仔達は形は殆ど無視して良い仔だけが残っているので、選別後の稚魚は色柄のみの注意選別であります。この色柄の選別が難しいのです。飼育している内に色が消えたり、薄くなったり変化するので、飼育していても、色柄の良くなる仔の見分け方が難しい様です。金魚も色柄は変化しますが、錦鯉の場合は年単位での変化の様です。
鯉には見られない体形の変化は金魚が持つ独特(独自)の変化ですが、私は交配による遺伝的なものと飼育環境の変化によるものが有ると見てます。いずれの変化も時期を過ぎれば修正は難しいのです。飼育環境の変化とは早採りの事もその一例です。


錦鯉は飼育池が大きいので人工的な加温は難しい(経済的に)から、自然の掟に従った採卵を行っていると思われます。近くの養鯉家では毎年5月のゴールデンウィークに採卵してます。プロですので殆ど同じ日に放卵させます。それは見事です。本場新潟では季節柄少し遅いかも知れません。


2億円の錦鯉の生産者は広島の阪井養魚場だそうです。有名になって坂井健太郎社長の出荷の錦鯉(紅白)は高値で取引されているそうです。その坂井社長の取材がYouTubeに載っていてその記事から引用してます。
 坂井養魚場では毎年3000万匹近い数の錦鯉の放卵(採卵)を行うらしい。
1選(一回目選別)で3~5%、2選で1~2%、3選で0.6%、4選では0.1%が残るそうです。
紅白の仔なら「赤棒と白棒だけは捨てろ!!(赤棒とは赤一色の稚魚の事で、白棒とは白一色の稚魚の事)
質は量の中にある(数をこなせ!)。交配は運を天に任せろ!。四季が無いと色が締まらない。感動に終わりがない。だそうです。
※ 四季が無いと色が締まらない!。この事は金魚にも(全ての生物にも)言える事で、なにも色だけで無く、形や味(食べ物には)も締まらないのです。

立て鯉=商品になる鯉。
中羽(ちゅっぱ)=並み鯉でまとめて売られる。何か金魚に似てますね~

QooQ