時代の流れ、3

2024/02/17

t f B! P L

 金魚は観賞魚、形もだけど色柄はもっと大事!。段々と色柄も進化してきました。色柄に付いては繊細な日本人は古くから、色彩と柄(模様)を日本文化として磨き上げています。
観賞魚の錦鯉などは、その最たるものです。それとお馴染みの金魚にも受け継がれ、その傾向が徐々に表れております。今回も2023年第29回金魚日本一大会での優勝魚(公開された写真から引用)を例にしてます。ご覧下さい。
今回は「和金」です。

👈の写真1
金魚は錦鯉に比べればその大きさは格段に小さいので、色柄もそれに比例します。小さい体を一杯に表現しますので、口先から尾一杯に色柄で飾る(表現する)のです。
白地に映える赤色を出来るだけ際立たせる事が上位なのです。バランスの良い大きさの斑紋とその位置が決め手です。尾にも意味のある模様があれば、ベリーグッドで、写真の仔は「蛇の目」模様です。
👈の写真2
写真1の仔は当歳魚の部、弥富市長賞受賞魚ですが、この写真2の仔は愛知県議会議長賞
受賞魚(親魚)です。
上下の写真の仔は、2尾共に尾の模様が「蛇の目模様」を持つ仔達です。この模様は日本人特有の模様文化の一つの蛇の目模様です。
審査委員の方も意識して審査されたと思います。勿論出品された方もです。



👈の写真3
日本文化の一つに古くから模様をデザイン化
したものが有ってその一つに蛇の目文なるものが有ります。家紋にも使用されていたようです。

👈の写真4
蛇の目模様とは字の様に「蛇」の目をデザイン化した模様です。その模様を「和傘」に描いたので、この様な和傘を「蛇の目傘」と言い、又、何方が付けたのか?金魚の尾に見られる半円形の色模様を【蛇の目】と言うのです。


👈の写真5
蛇の目と言うと江戸、大正、昭和初期の方なら、この和傘を一番に思います。なので金魚の尾に出る半円の模様は明治から大正時代に付けられた名と思っていますので金魚の蛇の目は古い時代からあった名です。
写真6がこの色柄の蛇の目模様で、自分的には未完の模様ですが見本に載せました。

👈の写真6
同じ蛇の目模様でも、黒色の地に赤色の模様の蛇の目は珍しいでしょう。我が家で飼育している黒青竜の中にも居ますし、時々この様な蛇の目の黒青竜も見る事が出来ます。
写真は明け2歳魚の「黒頭黒青竜(蛇の目)」です。今期の親魚に使用します。
👈の写真7
金魚では紅白の色柄はよく見ますが、紅白に黒色を混ぜて三色を発現するにはもう少し後になるのでは?と思っています。
三色は既にあると言う方も居ますが(トリカラー柄は有っても写真の錦鯉に似た三色はまだまだ先です)トリカラ―として販売の色柄は私の飼育している金魚にも見られますが、錦鯉の三色には遠く及びません。


QooQ