自然な流れ、2「日本の文化、模様」

2024/02/04

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 金魚は観賞魚、形と色柄を観賞します。特に金魚は他の観賞魚(錦鯉、メダカ、熱帯魚等)と違い形が重要視されています。しかし、金魚の場合の評価は形に特化した審査を行っている関係で、色柄(色彩と模様)が置き去りにされてきましたので、出品の金魚は緋色の色彩のものが殆どそれです(ランチュウ、オランダ、土佐錦、特殊なものには六鱗とナンキン、キャリコ柄)。近年になって、外国から色んな色柄の金魚が輸入されてくるようになりました。
新しい色柄の輸入魚は僅かな数なので、その趣味に方に引き取られているようです。
で、飼育環境から飼育観賞魚を観賞するに社会的諸事情から、最も適する大きさの魚は「金魚」と思っています。「錦鯉」の飼育観賞は一般の日本人には無理な環境となりつつありますから、外国の方を相手の事業となりつつあります。
観賞魚の「錦鯉」が、色彩と模様を観賞の第一目的にして観賞されている現状を見れば金魚の観賞魚の進む道も自ずと理解出来るのではないかと思います。明治時代からあまり変化のない色柄を何とも考えずに踏襲していると観賞魚ブームも近い年月には金魚すくい等の遊びの道具や肉食魚の餌になる事でしょう。
金魚の色柄を考えて交配しても、数年で新しい色柄は産まれて来ません。色柄には遺伝の法則が効かないのです。只々、新しい色柄の出現を待つ事のみです。面白い模様が見つかると丁寧に次世代に残す(繋ぐ)事になるのです。
今回は観賞魚の「色彩と模様」の先駆者の錦鯉の色柄を参考にして、金魚の色柄をどの様に持って行けばと、その基本に考えての写真です。錦鯉と金魚とでは観賞(場所池と水槽)や魚の大きさ等が違うので、補完や参考の類での見方にして下さい。


錦鯉の御三家「紅白、大正、昭和」の鯉
赤い模様が三段や四段になって居る、段ものとして高評価が付く(値段が高くなる)。









※ 穂竜系の金魚の名前は体部の色によって付しています。頭部や尾には体部とは別に名は着けることは有ります。「襞スカート」の名はそれですし、「黒頭」と言う名もそれです。
写真をクリしますと二倍に大きくみえますので、写真をクリックしてご覧下さい。







右の「山吹黄金」は黄色一色です。黄金色として黄色一色でも珍重されるいろです。
ゴールド(宝石)の色ですから。
穂竜系の金魚も黄色一色の色の仔も出ますし、我が家にも現在居ます。

単色の錦鯉で知られているのは写真左の「プラチナ」です。これもゴールドに因み「宝石」色です。錦鯉は模様が重要ですが、黄金色と此のプラチナは一色ですが錦鯉の種類に組み込まれています。それほど宝石には人類は魅力が有る様です。その他の色は一色では
飽きられて、錦鯉と言えど人気を落としてしまうのです。

2億円の錦鯉の値段はどの様にしてして付けられたのか!?、「売り手と買い手」の駆け引きです。値段は有る様でないのです。でも
2億円の値はこれからも続きます。2億円の値はこれからの値段の基準になってしまったのです。




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